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CT検査画像を複合現実で観察できるトレーニングシステム「MR Anatomy」を提供開始

共同通信PRワイヤー / 2024年7月3日 13時0分


*1. 本システムは教育・トレーニング用途のシステムであり、医療機器ではありません。疾病の診断・治療・予防等に用いることはできません。

*2. CTで撮影した2D画像から3Dに再構成して表示するシステムです。(本システムと連携可能な別システムとなります)

*3.  ザイオソフト等の3次元医用画像処理システムにより、OBJ形式(多くの3Dソフトがサポートしている3Dモデルのファイル形式の1つ)で3D画像を生成します。


<サービスの詳細>

名称:MR Anatomy

料金:月額使用料25万円(税抜)

利用方法:ノート型PCの専用アプリケーションに(CT画像をもとにした)3D画像を取り込み、キヤノンのMR用ヘッドマウントディスプレイ「MREAL X1」を通じて、3D画像の肺のモデルを観察します。なお、クラウドへのデータのアップロードの必要はありません。

*本システムは教育・トレーニング用途のシステムであり、医療機器ではありません。疾病の診断・治療・予防等に用いることはできません。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407023052-O2-h361fs0R


<医療現場の課題>

外科医が安全で正確な手術を行うためには、臓器の構造を立体的に把握することが重要ですが、その習得は容易ではなく、数年を要するとも言われています。特に肺がん手術では、区域切除と呼ばれる、より小さく腫瘍を取り除く手技が増加しており、それに伴い更なる精緻な肺の構造の理解が外科医に求められています。そこで近年では、3次元医用画像処理システムで3D画像を制作し、平面のPCモニター上で観察をしていますが、実寸大ではなく、かつ立体視できないため3Dの利点を生かしきれませんでした。特に医学生や若手外科医にとっては、平面のPCモニター上で、短期間で立体的な構造を理解するのは容易ではありません。


<各社の役割について>

低侵襲な肺切除術に使用されるステープラーやシーリングデバイスなどの高度な技術を提供してきたメドトロニックは、これまで60年に渡り外科医の声に耳を傾け、その声を製品、サービス、ソリューションに反映し続けてきました。医療現場での課題に対し、キヤノン・キヤノンITSが共有するMRに関する知見と技術、そしてザイオソフトの持つ2DのCT画像をリアルな3D画像に再構成する技術を組み合わせることで、MR による高精細な解剖観察が可能になりました。メドトロニックが4社合同での開発の実現をリードし、本システムの販売を担います。現場の声と技術をつないだ本システムの提供により、医療従事者、患者さんを含む、医療全体の発展に貢献して参ります。

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