EY Japan、非財務情報の利活用でサステナブル経営を推進するコスモエネルギーHDを支援
共同通信PRワイヤー / 2024年7月5日 11時0分
ゼロからのシステム開発を避け汎用(はんよう)性や拡張性を重視するという同社の希望をもとに、プラットフォームは、マイクロソフトのサステナビリティソリューションであるMicrosoft Sustainability Managerが選定されました。コスモエネルギーHDとEYSCは、各事業所でヒアリングを実施。データの収集・算出方法をシミュレーションすることで、製造、輸送、販売に至る各工程の情報収集方法を、一つずつひもといていきました。2022年にシステム構築を開始し、現在は各情報を集約するデータベースが完成しました。転記ミスや抜け漏れを防げるため、検証作業の省力化が実現し、収集から集計プロセスでは、1カ月かかっていた作業が1週間程度にまで短縮することができました。整合性の確認もシステム上で行えるため、効率化と品質向上が両立でき、3カ月ほど掛かっていた取締役会への実績報告の準備期間も、およそ半分に削減されました。現在はさらなる機能性向上に向け、BIツール連携によるデータの可視化、収集の自動化にも取り組んでいるところです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407043177-O1-ytF4w2Lh】
データ収集・管理の全体フロー(イメージ)
サステナビリティの各取り組みが企業価値に貢献することを数値的に説明できなければ、サステナビリティ推進自体がコストセンターだと捉えられかねないとの危惧から、コスモエネルギーHDは、収集したデータの利活用に取り組み、サステナビリティ推進の活動がいかに企業価値に貢献するかを証明したいと考えています。それにより定量的な情報開示で、ステークホルダーの信頼と共感を得ることを目指し、サステナビリティ推進部門がプロフィットセンターとして機能することを目標としています。EYSCは、サステナビリティの取り組みを目指す企業に寄り添い、企業の価値向上の実現に向けたサポートを継続してまいります。
コスモエネルギーHD 取締役常務執行役員 竹田 純子氏のコメント:
「非財務情報が可視化され、各指標の目標達成率や事業への影響が共有できれば、株主の信頼獲得のみならず、従業員もサステナビリティを自分ごととして捉え、エンゲージメント向上にもつながると考えます。また、当社では、グループ理念とグループ各社の中期経営計画をつなぐ中長期ビジョン『Vision 2030』を掲げています。Vision 2030では経営基盤の変革方針として、HRX(ヒューマンリソーストランスフォーメーション)とDX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)をターゲットにしており、サステナビリティ推進はこれらを横断する取り組みです。HRXやGXの推進を、DXによって数値化し、財務への好影響を示すことができれば、サステナビリティ推進が成長の不可欠要素として位置付けられます。データドリブンなサステナビリティ推進により、企業価値向上の好循環を目指します」
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