1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

考古学者が、新石器時代のアラビア北西部の長期居住地に関する初の包括的な記述を発表

共同通信PRワイヤー / 2024年7月11日 9時51分


RCUの考古学および文化遺産調査担当理事であるRebecca Foote博士は、次のように語っています。「世界最大の考古学研究プログラムの1つをRCUが後援していただき、この地域の新石器時代の住民に対する理解が深まっています。以前の研究では彼らの狩猟収集と儀式の方法が示されていましたが、現在、私たちはそれらの人々の日常生活の仕組みについてまったく新しい情報が手に入るようになりました。現在、12の調査、発掘、専門プロジェクトが実施され、9つのプロジェクトが完了しており、RCUは考古学研究と保存のグローバルハブを作りながらアラビア北西部の豊かな文化的景観についてより研究が進むのが楽しみです」


スタンディングストーンサークルで発見された動物の死骸でのこのチームの分析ではヤギやヒツジなどの家畜種が優勢とされましたが、ガゼルや鳥類などの野生種が補完する自給自足経済が混在していることが示されました。住民の牧畜への大きな依存から、天候、水、植生などの環境や資源の変動に対応する柔軟性と回復力を持っていたと考えられます。


研究チームが分析を行った矢じりは、ヨルダン南部と東部に見られる矢じりの種類と類似した種類と形をしています。他の証拠を見ても、これは2つの地域の個体群が相互作用したという、最も明確な証拠を示していますが、この相互作用の本質は、まだ明らになっていません。


遺跡で見つかった小型の遺物も、この期間のより相互接続された地域への手がかりを示しています。たとえば、チームが発見した腹足類と二枚貝の殻は、多くの場合、単一の穴が開けられており、ビーズとして使用された可能性があります。貝殻の属によると、西に120km離れた紅海のものと一致しており、新石器時代の海岸とのつながりを示唆しています。


その他の発見として、砂岩や石灰岩の指輪やブレスレットなどのジュエリーやペンダントなども見つかっています。また、チームは、描画に使用された可能性のある黄土色の砂岩クレヨンを発掘しました。


「アルウラの新石器時代というつながりはあるが、離散的な性格が明らかになりつつある」と研究者たちは記録しています。 


この研究の共著者には、民族誌的な分析情報を提供した、アルウラコミュニティのメンバーであるYousef AlBalawi氏がいます。また、キング・サウード大学やハイル大学などサウジアラビアの各大学の学生も支援しました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください