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ファーウェイ、ノルウェーのサーモン保護ソリューションで「Digital with Purpose Award」を受賞

共同通信PRワイヤー / 2024年7月16日 10時12分


1960年代にノルウェーの国境に接する川に導入されたカラフトマスは、急速な繁殖サイクルを持ち、その2年ごとの産卵サイクルの一環として、隔年で増え続ける侵入種がノルウェーの河川システムに流れ込んでいます。それらは餌を求めて在来のサーモンと激しく競争し、病気をもたらし、腐敗すると川の窒素含有量を増加させ、他の水生生物を死滅させます。


ファーウェイとパートナーによる2年間の開発の後、2023年にノルウェーのコングスフィヨルド川とストレルヴァ川でパイロットプロジェクトとしてこのソリューションが導入されました。昨年の繁殖期には、6,000匹以上のカラフトマスが両河川から流出させることに成功しました。


「このトラップは数シーズンにわたって開発とテストが行われており、私たちのAIベースのソリューションが将来の成功の鍵であると確信しています。昨年行った多数の識別の中で、カラフトマスを100%識別して捕獲し、全体の識別率は99.98%に達しました。」とBJFFのゼネラルマネージャーであるGeir Kristiansen氏は述べています。


ソリューションの仕組み


自動フィルタリングのソリューションは、川を横断するトンネル、水中カメラ、自動ゲート、そして魚種を認識するように訓練されたAIアルゴリズムで構成されています。システムがカラフトマスを認識すると、ゲートが閉じたままになり、魚は保管タンクに誘導されます。野生のアトランティックサーモンやその他の在来種に対しては、ゲートが開き、上流に泳いで産卵サイクルを完了できるようになります。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407153608-O2-xqqHr7Cc


以前は、ボランティアがカラフトマスを目視で識別し、手動で除去しなければなりませんでしたが、この作業は時間と労力がかかり、エラーが発生しやすく、魚の怪我や死亡率が平均で30%に達していました。一方、自動化されたソリューションでは、手作業の必要性が90%削減され、すべての魚が無傷です。


コングスフィヨルド川のパイロットプロジェクトでは、現場に電力供給やネットワーク接続がないため、フィルタリングシステムはソーラー電力で稼働し、5Gで接続されています。パイロットプロジェクトの成功は、このソリューションが必要なインフラが欠如している地域を含む、ノルウェー全体の河川システムに展開できる可能性があることを意味します。

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