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アルツハイマー病協会、英国のレカネマブ承認を称賛するも公費負担の適用見送りを非難

共同通信PRワイヤー / 2024年8月26日 9時44分

アルツハイマー病協会、英国のレカネマブ承認を称賛するも公費負担の適用見送りを非難

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408245331-O1-FWwmNKyt


シカゴ(米国), 2024年8月24日 /PRNewswire/ -- アルツハイマー病協会(Alzheimer's Association)は、本日、英国医薬品医療製品規制庁(Medicines and Healthcare Products Regulatory Agency、MHRA)がレケンビ®(レカネマブ)をアルツハイマー病治療薬として承認したことを歓迎します。一方、英国で承認された初のアルツハイマー病治療薬という画期的な出来事を歓迎する一方で、公的負担による医療制度、国民保健サービス(National Health Service、NHS)による適用を拒否するという英国国立医療技術評価機構(National Institute for Health and Care Excellence、NICE)の決定は、世界的な健康格差をより拡大させるものでもあります。


アルツハイマー病協会会長兼CEOを務めるJoanne Pike博士は、「今日は多くの英国民にとって複雑な心境の一日となりました。本日行われた承認決定は、この致命的で深刻な病気に苦しむ人々に、より長い時間の可能性を提供するものですが、誰もが利用できるものではないのです」と述べています。


今回の決定で、MHRAは科学界や他の複数の医療規制当局が以前から認識していたこと、つまりレカネマブがアルツハイマー病の初期段階にある患者や軽度の認知障害(MCI)の患者にとって安全で有効、かつ有益であることが確認されました。英国は、先にレカネマブを承認した米国、中国、韓国、イスラエル、香港、日本に加わりました。


同博士はまた、「NICEが納税者に治療の選択肢を与えないことを決定したことは不可解です。これは科学的でない上に、ここ米国を含む他の規制当局の決定とは対照的であり、明らかな間違いです。NICEに対し、直ちに今回の決定を変更するよう強く求めます」とも述べています。


レカネマブは、アルツハイマー病患者の脳における本疾患の特徴であるアミロイド斑の主成分、アミロイドβを標的としています。適切に実施された臨床試験では、脳からアミロイドを除去することで、アルツハイマー病の初期患者に測定可能かつ有意義な効果が得られることが明確に実証されています。

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