1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

絶滅危惧種の淡水魚類・シロヒレタビラの遺伝的な地域差から、人為的に持ち込まれた新証拠が判明

共同通信PRワイヤー / 2024年8月30日 14時0分

所 属:1龍谷大学 生物多様性科学研究センター 2 NPO法人流域環境保全ネットワーク

 3 NPO法人 ニッポンバラタナゴ高安研究会 4 滋賀県立琵琶湖博物館

 5 三重県総合博物館 6 岐阜大学 教育学部

掲載先:掲載先:国際オンライン専門誌Nature Conservation誌(Pensoft Publishers社)

リンク:https://doi.org/10.3897/natureconservation.56.111745(2024年8月8日にWEB公開)


2. 用語解説

①)シロヒレタビラ(学名:Acheilognathus tabira tabira) ■■以下の写真は転載/加工可能■■


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408305651-O1-8lM7d0UJ


コイ科タナゴ亜科タナゴ類に属する淡水魚類の1種で、水田近くの水路にいる平たい魚を意味する「タビラ」の基亜種。タビラは、シロヒレタビラ、セボシタビラ、アカヒレタビラ、キタノアカヒレタビラ、ミナミアカヒレタビラの5亜種に分類される。雄の臀鰭外縁の婚姻色(繁殖期に現れる平常時とは異なった体色や斑紋)が美しいことから飼育や釣りの対象として人気が高く、近年人為的な移入と見られる確認例が相次いでいる。5亜種の形態は重複しているが、各亜種はミトコンドリアDNA(mtDNA)を用いた系統解析により明瞭に区別できる。


 

②)ミトコンドリアDNA(mtDNA)

細胞内小器官のひとつであるミトコンドリア内に存在するDNAのこと。ミトコンドリアはエネルギー生産や呼吸代謝の役目を持つ特殊な器官で、動植物や菌類などほとんどすべての生物の細胞に見られる。ミトコンドリアDNAは、核DNAに比べて塩基置換の起こる速度が速いこと、母性遺伝であること、その数が多いといった特徴があることから、生物の進化を研究する上で有効なツールとなっている。


 

■■■ 転載/加工可能な論文中の図(1点) ■■■



【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408305651-O3-sw81kO23


図1. シロヒレタビラの採集地点。2015年から2020年にかけて、瀬戸内海および伊勢湾集水域の10河川の流域12箇所から合計140個体を採集し、シロヒレタビラの自然分布域をカバーした。本研究で未採集の場所は長良川、木曽川、櫛田川であり、これらの個体群については、先行研究の塩基配列データを引用した(Kitamura et al. 2012; Umemura et al. 2012, アスタリスクの地点)。さらに「世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ」の飼育個体群も本研究の分析対象に含めた。

この標高図は、国土地理院(https://maps.gsi.go.jp/)および国土交通省のデジタル国土情報(https://nlftp.mlit.go.jp)の許可を得て使用している。


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202408305651

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください