「源氏物語×明石 2024秋冬」が本格スタート
共同通信PRワイヤー / 2024年9月3日 15時0分
忠国クンしおり(裏②)
『源氏物語』ゆかりの地散策コースほか多彩な催しを開催
一般社団法人明石観光協会は、明石市内の『源氏物語』ゆかりの地の散策コースを紹介したマップを制作しました。
『源氏物語』で明石は「ゆほびかなる所」(ゆったりとして穏やかな所の意)と紹介され、都を離れた光源氏が明石入道に招かれて明石で過ごす日々を綴った第十三帖「明石の巻」では、月見の名所と感じられるシーンや和歌とともに、明石の君との出会いが綴られています。
江戸時代になり、文学好きだった第五代明石藩主の松平忠国公は、物語の中の描写を実在の寺社などに当てはめ、そこに自らが詠んだ歌を刻んだ碑を建てたとされ、それらがゆかりの地としていまに伝わっています。
散策コースは、JR・山陽明石駅から「岩屋神社」「善楽寺」「無量光寺」「蔦の細道」などを約1時間30分で巡る往復約2.9km。事前に観光ボランティアガイドの申し込みもできます。
このほか、明石市では「源氏物語×明石 2024秋冬」と銘打ち、9月からさまざまな企画が進行中です。
明石市立天文科学館では9月29日まで「源氏物語と月」をテーマにしたプラネタリウム投影を、明石市立文化博物館では9月14日から10月14日まで「明石藩の世界Ⅻ~藩主忠国が創った『源氏物語』遺跡と俳諧文学~」と題した企画展を開催します。
そして、あかしこども広場には「源氏物語ゆかりの地 明石を感じるコーナー」として、松平忠国公のアニメキャラクター“忠国クン”による学習パネルや記念撮影パネルを設置しています。
また、あかし市民図書館でも『源氏物語』と松平忠国公に関する書籍や資料を集めた特設コーナーが9月18日からお目見えします。
天文科学館、文化博物館、あかし市民図書館などでは忠国クンの4コマ漫画が印刷された限定しおりも提供しています。
さらに、9月14日には岩屋神社で「明石 de 月見の宴」と題し、音楽やダンス、ヘアメイクなど多彩なジャンルのアーティストによるパフォーマンスや市民の仮装コンテストを、10月13日の「明石城まつり」では『源氏物語』の世界を表現したストーリー性のある創作ダンスを楽しむことができます。
【明石散策MAP ~源氏物語を訪ねるコース~】
◎基本コース
JR・山陽明石駅→岩屋神社→伊弉冊神社→善楽寺(戒光院・円珠院)→無量光寺→蔦の細道→JR・山陽明石駅(約1時間30分、約2.9km)
◎周辺のみどころ施設
旧波門崎燈籠堂(旧灯台)
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