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旭化成ホームズ、積水ハウス、大和ハウス工業3社協働でネイチャー・ポジティブの実効性とシナジーを実証

共同通信PRワイヤー / 2024年9月4日 14時24分


 今回は、3社の首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)を対象とした樹木本数・樹種のデータを可視化し統合することで、3社の異なる取り組みによる都市の生物多様性保全への効果を分析※3しました。


 


1)3社がそれぞれ異なる特性の様々な樹種を植えてきたことで、個社単位に比べ生物多様性の豊かさが向上


 今回の分析で、3社が各取り組みを通してそれぞれ異なる様々な樹種を植えてきたことで、個社単位に比べ、生物多様性の豊かさが向上したことが分かりました。


 3社が植栽した樹木について、種ごとの個体数を検証したところ、これら植栽樹木種を3社で統合すると、年間で約350種430,000本におよび、最も種数の多かった個社よりも約10%種数が多いことが分かり、3社の都市部における緑化活動の重要性とネイチャー・ポジティブ効果へのポテンシャルの高さを確認できました。


 さらに、このデータを生物多様性評価の指標となる、種数の多さや種の均等性の高さを示す「個体数に関する種の順位曲線※4」に表現した結果、個社ごとと比較し3社統合したグラフは傾きが緩やかであることから、様々な種が共存して植栽樹種の多様性が豊かなことが明示されました。


 


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409035847-O7-l4PsLTt7


 


 


2)各社が特有のコンセプトで植栽を行うことで、生物多様性の多面的な要素を効果的に再生


 株式会社シンク・ネイチャーによる分析で、3社が異なるコンセプトで在来樹種に着目した植栽提案に取り組むことについて、生物多様性の多面的な要素を補完し合い、ネイチャー・ポジティブの実現に効果的につながるとして科学的な意義を評価されました。


 旭化成ホームズの「まちもり」では鳥などの隠れる場所や空間が重要になる生きものの生息地の提供、積水ハウスの「5本の樹」計画では生きものの餌資源の提供、大和ハウス工業の「みどりをつなごう!」のコンセプトに基づく緑化活動では住宅地だけでなく周辺地域での生きものの生息環境の再生など、それぞれが生物多様性に必要な異なる要素があることで多面的に再生することが分かりました。これらにより、再生された都市緑地をきっかけに、更なる生きもののつながり(食物網)の再生も期待されます。


 


 今回の3社協働による実証は、各企業でそれぞれの緑化コンセプトで在来種に着目した植栽提案を推進したことにより、結果的に生物多様性の多面的な要素を効果的に再生するシナジーを実証し、企業間によるネイチャー・ポジティブの実現に向けた共創の可能性を示唆しました。

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