Seegeneとシュプリンガーネイチャーが「Nature Awards MDx Impact Grants」

選ばれた最終受賞者には、プロジェクトごとに最大600,000米ドルの研究資金を含む多大な支援が提供されるほか、SeegeneからシンドロミックPCRアッセイ、抽出アッセイ、消耗品、機器、そして臨床研究プロジェクトに必要な関連ソフトウェアが提供されます。

応募締切日は2024年12月2日です。最初の評価は2025年2月に終了し、その後、現地評価と最終審議が行われます。最終受賞者は2025年8月に発表され、Nature Awards が応募と評価のプロセスを主導します。Seegeneが全体のプログラム計画と現地評価の管理を行います。

「シュプリンガーネイチャーと共に、この新たなフェーズを迎えられることを大変うれしく思います。新しいプログラムは、昨年のイニシアチブによって生まれた世界の高い関心を反映しています。私たちは、世界中の研究コミュニティの革新的な発想から生まれるシンドロームPCR製品の開発と商業化を推進することに全力を尽くしています。」とSeegeneの副社長 兼R&D部門の責任者であるJik Young Park博士は、述べています。

シュプリンガーネイチャーの最高執行責任者（COO）であるMarc Spenlé氏は、「科学者が製品開発のアイデアを直接提案できるようにすることで、革新の幅を広げるとともに、未解決の臨床ニーズにプロジェクトが応えることを期待しています。シュプリンガーネイチャーは、科学コミュニティにおける広範なネットワークを活用して、活発な参加を促進し、この共同プログラムの成功を確実にします。」と語っています。

Seegeneとの提携による「Nature Awards MDx Impact Grants」は、オープンイノベーションを加速し、未解決の臨床ニーズに対応する分子診断ソリューションの商業化を推進することを目的としています。このアワードプログラムを通じて、Seegeneとスプリンガーネイチャーは、迅速かつ正確な診断が「より健康な世界のためにPCRを強化する資金と技術」を生み出す枠組み作りを容易にする未来を目指しています。

■Seegeneについて 

Seegene（シージェン）は、マルチプレックスPCR技術において23年にわたる研究開発、製造、事業を行ってきた経験を持っています。この専門知識は特に、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックの際に、世界100ヶ国以上で3億4,000万回を超えるCOVID-19検査を提供して注目されました。SeegeneのマルチプレックスPCR技術の大きな特徴は、同様の症状を引き起こす14種類の病原体を単一のチューブで同時に検査し、病気の重症度と相関する感染プロファイルの定量的情報を提供できることです。