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キャンブレックス、新しい液相ペプチド合成製造技術を発表

共同通信PRワイヤー / 2024年9月20日 9時37分

キャンブレックス、新しい液相ペプチド合成製造技術を発表

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409196682-O1-j70SYw81


ニュージャージー州イーストラザフォード, 2024年9月19日 /PRNewswire/ -- 世界有数の医薬品開発製造受託機関(CDMO)であるCambrex(キャンブレックス)は本日、傘下のSnapdragon Chemistry(スナップドラゴン・ケミストリー)が、専用の固相リアクターに依存せず、従来の原薬(API)回分反応器と連続フローを利用する新しい液相ペプチド合成(LPPS)技術の開発に成功したと発表しました。標準的な固体ペプチド合成プロセスに比べ、この新しいLPPS技術では、必要な溶媒と過剰試薬が大幅に低減されます。


「ペプチドやオリゴヌクレオチドの製造による経済・環境面への影響を軽減するため、私たちはここ数年、複合合成物質の研究開発に多額の投資を行ってきました」と語るのは、キャンブレックスの最高科学責任者であるMatt Bio博士。「当社の新しいLPPS技術は、従来の固相ペプチド合成に比べ、大幅にコスト効率が高く、環境的に持続可能なソリューションを実現します。これにより、溶媒の使用量を大幅に減らし、持続可能な溶媒に置き換えることができます。」


LPPS技術は、最大で12残基のペプチドをサポートします。それより大きなペプチドについては、収束フラグメント・カップリング法を使用して液相でアセンブルします。キャンブレックスのLPPS技術で開発されたプロセスは、従来の小分子と同じようにスケーリングできます。


キャンブレックスは、LPPSに加え、ペプチドおよびタンパク質の結晶形態を判別するための結晶化スクリーニング・プラットフォームなど、ペプチドおよびタンパク質結晶化の独自機能も開発しました。結晶化により、製品の品質と安定性が向上し、時間のかかる分取クロマトグラフィーや凍結乾燥の必要性が軽減されます。


「ペプチドベースの治療法が臨床面でも商業面でも成功を収めている現在、業界の方向性をペプチド候補の開発と拡大に導いていくソリューションが不可欠です」とキャンブレックスのCEO、Thomas Loewald氏は述べています。


キャンブレックスは、ペプチドに関するさらなる技術開発や、オリゴヌクレオチド・プロセス最適化のための人工知能の応用に関する新たな研究など、複雑な合成方法全般にわたる研究開発に引き続き投資していく予定です。

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