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EY調査、エネルギー投資急増でも、2030年の再生可能エネルギー目標達成は遠い

共同通信PRワイヤー / 2024年9月24日 15時30分


EY RECAI編集長のBen Warrenは次のように述べています。

「BESSに対する投資家の関心は高まっています。その複雑さを解消するために、EYは世界のバッテリー投資市場の魅力を特定し、ランク付けしました。しかし、BESSへの投資は長期的なコミットメントが求められ、高度にローカライズされており、他のクリーンエネルギー投資よりも多くのリスクを伴います。プロジェクトを成功するためには、地域性、電⼒市場の構造、技術、資⾦調達の相互作⽤を理解し、不確実性を受容する必要があります」


成熟市場がRECAI指数の上位に

今回のRECAIでは、米国(1位)、中国(2位)、ドイツ(3位)がトップの座を維持しており、投資家は再生可能エネルギーに対する明確な需要とプロジェクトの蓋然性に価値を感じています。スペイン(12位)は系統制約の観点からトップ10から脱落しました。一方で、洋上風力発電の予見性を背景に、カナダ(9位)と日本(10位)がトップ10に浮上しました。このランキングで大きく動いたのはベルギーで、2040年までに洋上風力発電容量を3倍に増やす計画があり、順位を4つ上げて17位となりました。 アルゼンチンは、新政権が経済の再活性化を打ち出したため、順位を3つ上げ、現在26位につけています。太陽光発電の固定価格買取制度の変更により、ベトナム(39位)は6位下げました。


小規模な市場は、潜在的な投資家に魅力的な選択肢を生み出している

標準化指数(国内総⽣産(GDP)で標準化)では、デンマークが首位を維持しています。ギリシャ(+1)、チリ(+2)、フィンランド(+3)は、野心的なエネルギー転換計画と魅力的な政府のインセンティブに牽引され、小規模経済圏のランキングをそれぞれ2位、3位、7位に上昇させました。ギリシャは過去4年間で再生可能エネルギーの容量を倍増させ、チリの再生可能エネルギー業界は今後10年間で倍増すると予想されており、フィンランドはヨーロッパ初のカーボンネガティブ経済になるという野心的な目標を掲げ、潜在的な投資家に新たな投資機会を生み出しています。


EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 アソシエートパートナー 内海 直人のコメント:

「世界の脱炭素化・ネットゼロを加速するためには、系統の不安定化を解消する必要があり、BESS(バッテリーエネルギー貯蔵システム)などを含めた新たな技術・事業の導入が不可⽋となっています。

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