第5回World Lemon Industry Development Conferenceが安岳で開催

中国四川省資陽市に位置する安岳県は世界5大レモン産地の1つであり、中国唯一のレモン生産拠点です。そのため、「中国レモンのふるさと」と称されています。

1920年代にレモン栽培が導入されて以来、安岳は1世紀近くレモンの栽培に専念し、優れた品質で知られるユーレカレモンの新品種である安岳レモンの育種に成功しました。温暖湿潤な気候、丘陵地帯がもたらす地理的利点、最適な土壌条件により、安岳レモンは他のほとんどのレモンに比べて、クエン酸、ビタミンC、抗酸化物質などの栄養素をより多く含むことが証明されており、直接消費とさらなる加工の両方に最適です。その結果、安岳はレモン栽培に最も適した地域の1つになりました。

近年、安岳県はレモン原産地サプライチェーン、基地植栽チェーン、産業加工チェーン、マーケティングおよび販売チェーンを絶えず改善しており、基本的にレモンの研究開発、栽培、加工、販売を組み込んだ開発システムを構築しています。これらの成果は、China National Intellectual Property Administration（中国国家知識産権局）が発行する2024年のList of Geographical Indication Protection Projects（地理的表示保護プロジェクトのリスト）に掲載されています。レモン産業を活用して、安岳県がレモンと観光、文化と産業を統合する方法を積極的に模索していることは注目に値します。こうした取り組みにより、安岳県はレモンのテーマパークであるAnyue Lemon Scenic Area（安岳レモン風景区）、レモンをテーマにした数多くのレストランなどを建設し、多くの観光客を魅了しています。

2023年、安岳レモンの輸出額は1億2800万元にまで達し、前年比78%増加しました。今年1-8月の安岳レモンの輸出額は1億1000万元で、前年比170.4%増加し、単一製品の輸出額で四川省第1位になりました。安岳レモンは、東欧、中東、その他地域の38カ国に販売されています。

ソース：The People's Government of Anyue County

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