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COP29における気候資金の流れを促進する - NCQGおよびNDCの役割

共同通信PRワイヤー / 2024年10月28日 10時23分

COP29における気候資金の流れを促進する - NCQGおよびNDCの役割

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410288871-O1-Y7LziOoh


エネルギー移行委員会(ETC)からの最新発表:「NDC、NCQG、および移行への資金調達」


ロンドン, 2024年10月27日 /PRNewswire/ -- 「気候資金」はCOP29における主要な議題となり、とりわけ高所得国から低所得国への資金フローに関する新たな「集団的定量化目標」(NCQG)の提案について議論が行われる予定です。しかし、「気候資金」という用語は曖昧かつ広範に使用されることが多く、さまざまな課題や優先事項を包括しています。


 


エネルギー移行委員会(ETC)の最新発表「NDC、NCQG、および移行への資金調達」は、必要とされる各種資金の性質と規模を明確にし、NCQGに関する議論を有益な結論に導くための4つの原則を提案しています。また、更新された国が決定する貢献(NDC)が資金フローを促進する上で果たすべき重要な役割についても説明しています。


NCQGおよびNDC


パリ協定には、高所得国が低所得国に対して緩和および適応のためにどの程度の財政支援を行うか合意する義務が含まれています。このNCQGは、2009年に合意されたものの2022年まで一貫して実現しなかったもので、先進国から発展途上国への気候資金の流れに関する年間1,000億ドルの目標を置き換えるものです。


NDCは、パリ会議によって設立された重要なメカニズムであり、各国が自発的に温室効果ガスの排出削減に向けた国内の取り組みを約束するものです。これは、地球温暖化を2°C以下に抑えるという世界的な目標に沿ったもので、各国は5年ごとに引き上げられたNDCを提出することが求められています。 


現在のNDC(2020年に提出されたもの)は、仮に実施されたとしても、2050年までに2°Cを超える温暖化に至る見通しとなっています。したがって、次回のNDCで意欲的な目標を掲げることが不可欠ですが、主要技術(特に太陽光発電(PV)、風力発電、バッテリー)のコストが劇的に低下しており、各国は手頃なエネルギーアクセスと需要の増加に応えながら、迅速に排出削減を進めることが可能であるため、その点は実現可能です。


「COP29におけるNCQGの議論は、まず『気候資金』の非常に異なるカテゴリーを明確に定義し、それぞれに適した資金源の違いを認識することから始める必要があります。また、NCQGの議論がどのような結論に至ったとしても、各国はより意欲的なNDCの更新を通じて、緩和対策への資本投資を支える主要な資金源となる民間資金の活用を促進すべきです。しかし、中低所得国への資金の流れをサポートするために、開発銀行がより積極的かつ効果的な役割を果たすことも不可欠です。」- エネルギー移行委員会議長 エアデア・ターナー

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