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NLAB先端技術評価実験棟でこけら落とし

共同通信PRワイヤー / 2024年10月31日 12時0分

NLAB先端技術評価実験棟でこけら落とし

図1  NLAB 先端技術評価実験棟(MIDDLE チャンバー)

~新施設で共同試験を開始~


【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106921/202410298961/_prw_PT1fl_074Y4Re2.png


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410298961-O1-b9NAZ5a8


 


 


 


 


 


 


 


 脱炭素社会の実現に向けて、国内外で再生可能エネルギーの導入が進んでいますが、再生可能エネルギーには、季節や天気によって発電量が大きく変動するという弱点があります。そのような弱点をカバーするものとして期待されているのが蓄電池で、余った時に電力を貯めて、足りない時に補うことができます。


 大型蓄電池システムを海外に輸出する際には、顧客から認証の取得や試験データが求められます。そこで、経済産業省は、「グローバル認証基盤整備事業(大型蓄電池システムの性能・安全性の試験評価拠点整備)」として、2016年 に世界へ先駆けて、大型蓄電池システムに関する試験評価施設・NLAB※1をNITEに整備しました。


 NLABは、大型蓄電池システムの国際標準や試験評価方法の開発、国内製品の性能の優位性や安全性を示すための試験評価、国内認証体制の強化などのために企業や研究機関により活用され、我が国の産業競争力の強化に貢献しています。


 


 このたび、NITEは、NLABに2024年3月に新設した先端技術評価実験棟(MIDDLE チャンバー※2)において、一般財団法人電気安全環境研究所(JET)と10月初旬から中旬にかけて『レーザ照射による大型セルの熱暴走試験』に関する共同試験を実施しました。


NITEは、これまで既設の実験棟・ラージチャンバーで実施してきた共同試験をMIDDLE チャンバーでも受け入れることにより、試験施設の需給逼迫を改善してまいります。


 また、MIDDLE チャンバーは、ラージチャンバーの能力を保持しつつ、硫化水素ガスの処理を可能とした排煙処理機能を有し、硫化物系全固体電池など次世代蓄電池の試験を安全に行うことができるという点が大きな特徴です。この特徴を活かし、電気自動車に搭載されることが期待される全固体電池の安全性評価に関する共同試験の受け入れも開始する予定です。


 

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