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致死的な重症薬疹の新規治療薬を開発

共同通信PRワイヤー / 2024年10月29日 12時30分


 


Ⅲ.研究の成果


 本研究でTEN患者の皮膚を空間プロテオミクスで解析した結果、TEN患者の皮膚ではJAK/STAT経路が著明に亢進していることが分かりました(図2)。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410298972-O6-p1DU0idz


 TENの病態を模したモデルマウスに対しJAK阻害剤を投与したところ、TEN様の症状を抑制することができました(図3)。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410298972-O7-2WCx3Krq


 この結果に基づき、7名のTEN患者にJAK阻害剤を投与したところ7名全員が速やかに治癒し大きな副作用もみられませんでした(図4)。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410298972-O8-4fDA5zg3


 本研究の結果から、TENに対してJAK阻害剤が非常に有効な治療法である可能性が示されました。


 


Ⅳ.今後の展開


 今回の研究で、TENに対してJAK阻害剤が有効な治療法である可能性が示されました。今後は、より大規模な臨床試験を行い、TENに対するJAK阻害剤の有効性と安全性を検証し、実用化を目指します。


 


Ⅴ.研究成果の公表


 本研究成果は、2024年10月16日、科学誌「Nature」(IMPACT FACTOR: 50.5)に掲載されました。


【論文タイトル】Spatial proteomics identifies JAKi as treatment for a lethal skin disease


【著者】Thierry M. Nordmann*, Holly Anderton, Akito Hasegawa, Lisa Schweizer, Peng Zhang, Pia-Charlotte Stadler, Ankit Sinha, Andreas Metousis, Florian A. Rosenberger, Maximilian Zwiebel, Takashi K. Satoh, Florian Anzengruber, Maximilian T. Strauss, Maria C. Tanzer, Yuki Saito, Ting Gong, Marvin Thielert, Haruna Kimura, Natasha Silke, Edwin H. Rodriguez, Gaetana Restivo, Hong Ha Nguyen, Annette Gross, Laurence Feldmeyer, Lukas Joerg, Mitchell P. Levesque, Peter J. Murray, Saskia Ingen-Housz- Oro, Andreas Mund, Riichiro Abe, John Silke, Chao Ji*, Lars E. French*, Matthias Mann *

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