FII研究所、2024 FII PRIORITY Compassの調査結果を発表
共同通信PRワイヤー / 2024年10月31日 10時32分
重要な調査で世界的に市民からの信任の危機が明らかに
サウジアラビア、リヤド, 2024年10月30日 /PRNewswire/ -- 世界24か国の市民を対象に実施された国際的調査で、世界人口の62%を占める市民の満足度の水準が劇的に低下していることが明らかになりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410319143-O1-N8w1cDR5】
世界情勢に不満であると回答した人は半数を超え、2023年の水準から11%減少しました。米国では、この1年で信頼度の水準が20%低下しました。
経済的不安がすべての市民にとっての最大の懸念事項となっており、インフレと雇用の安定が主な問題となっています。政府の対応の不手際、医療、テクノロジーに関する懸念が、環境問題を抜いて上位を占めるようになり、環境問題は5位に後退し、回答者の13%のみが最大の懸念事項としています。
このような変化は、世界経済の課題や進展する社会の二極化に対処しようとする指導者や政策立案者にとって、示唆に富むものです。
未来投資戦略(FII)研究所(Future Investment Initiative Institute)がIpsosと提携して委託したこの調査では、経済、健康、テクノロジー、医療、政府の対応に焦点を当て、市民の感情を特定しています。
FII PRIORITY Compassとして知られるこの調査は毎年、年齢、経歴、国を人口統計的に代表する母集団を対象に実施され、年間を通じてFII研究所のサミットにおける議論の形成と情報提供に役立つデータと分析結果が提供されます。
この研究所の目的は、経済成長、繁栄、気候変動、テクノロジーの規制、医療や教育への公平なアクセスなど、人類が直面する共通の問題に正面から取り組み、人類にプラスの影響を及ぼすことです。
今年のFII PRIORITY Compassレポートでは、以下のようないくつかの重要な問題が指摘されています。
世界中で満足度の水準が著しく低下している
回答者の40%が3年連続で生活費を主な懸念事項として挙げている
57%がインフレの悪化を指摘しており、この問題は特にグローバル・ノース(先進国)で深刻であり、66%がインフレの悪化を挙げている
ガバナンスは世界で2番目に優先度の高い問題とされ、自国の汚職の程度に不満を持つ回答者は71%に上り、特に政治的に不安定な地域で懸念が高かった
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