カタール博物館、パキスタンの近現代視覚芸術と建築の前例なき展覧会を開催
共同通信PRワイヤー / 2024年11月7日 10時21分
特に、重要な建築プロジェクトを通じて国の風景を一新し、各機関の抱負を具現化した建築家たちに注目が集まっています。開発の初期段階では、カラチ初の大学を建設したフランス人建築家のミッシェル・エコシャール、将来の首都イスラマバードの計画を担当したギリシャのコンスタンティノス・ドキシアディス、さらにルイス・カーン、リチャード・ノイトラ、エドワード・ダレル・ストーンなど、米国から来た建築家たちが国家機関の設立に貢献するなど、多くの近代西洋建築家の専門知識が投入されました。
続いて、MANZARは、1980年にラホールで初開催されたアーガー・ハーン建築賞を背景に、建築における地域主義論争におけるパキスタンの役割に焦点を当てています。ラホール出身のネイヤー・アリ・ダダやカミル・カーン・ムムターズ、カラチ出身のヤスミーン・ラリ、ハビブ・フィダ・アリー、アリフ・ハサンといった著名建築家たちの作品が、この知的革新の文脈の中で紹介されます。
見どころの一つとして、ザフール・ウル・アクラ、イムラン・ミール、ラシード・アラインの作品が挙げられます。彼らは多分野にわたるアプローチや教育活動、理論的な執筆を通じて、西洋の美術史や伝統に国内外で挑戦しました。異なる世代の影響力ある人物として、サリマ・ハシュミ、クッダス・ミルザ、ララ・ルク、ドゥリヤ・カジの作品も展示されています。ラシッド・ラナ、イムラン・クレシ、リシャム・サイード、ハムラ・アッバスといった作家たちも紹介されており、彼らはラホールの国立芸術大学やビーコンハウス国立大学、またカラチのカラチ大学およびインダスバレー芸術建築学校で重要な教育者として知られています。
本展は、カタールの文化的風景における重要な進展を示し、あまり知られていない世界の美術史を紹介するとともに、それがいかに広範な社会・文化的潮流と織り交ぜられているかを示しています。テーマは、国家建設や地域主義から土地と水の政治にまで及び、パキスタンの文化遺産と現代の実践とのつながりが強調されています。本展は、この地域にルーツを持つ多くのカタールのコミュニティとつながり、異なる文化の架け橋としての役割を果たしながら、彼らに敬意を表することを目指しています。
この展覧会のキュレーションは、アートミル博物館の近現代美術シニアキュレーターであるキャロライン・ハンコック、建築・デザイン・庭園キュレーターのオーレリアン・ルモニエ、そしてカラチのインダスバレー芸術建築学校で大学院課程ディレクターを務める独立キュレーター・作家のザルミーン・シャーが担当しています。
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