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『杉森くんを殺すには』(作:長谷川 まりる 絵:おさつ)が第62回 野間児童文芸賞を受賞!

共同通信PRワイヤー / 2024年11月8日 13時0分

『杉森くんを殺すには』(作:長谷川 まりる 絵:おさつ)が第62回 野間児童文芸賞を受賞!

無題

2024年11月8日

株式会社くもん出版


『杉森くんを殺すには』(作:長谷川 まりる 絵:おさつ)が

第62回 野間児童文芸賞を受賞!


株式会社くもん出版(代表取締役社長 泉田義則)が2023年9月に刊行した『杉森くんを殺すには』(作:長谷川まりる 絵:おさつ)が、すぐれた児童向け作品に贈られる第62回 野間児童文芸賞を受賞しました。

主人公・ヒロの再生の物語を通して、自分や近しい人々の心の問題とどう関わっていくべきか考える機会を読者に提供する創作児童文学です。


人の心の問題とどう関わっていくべきかを考えさせられる児童文学


“杉森くんを殺すことにした私は、とりあえずミトさんに報告の電話を入れた。”

衝撃的な一行目から始まる本作は、主人公が衝撃を受けたある出来事とそこからの立ち直りというテーマを、巧みな展開と軽やかな言葉で描いた物語です。読むことで「誰かの心の痛みだけでなく、自分の心の痛みについて考える」という体験をしたり、若い読者がやがて直面するかもしれない「心の痛みや悩みをどう解消するか」についてヒントを感じ取ったりすることができます。

また、「助けるのは大人の責任であること」「世界は生きるに値する場所であること」といった子どもたちに伝えたいメッセージも書きこんだ、広く読まれてほしい誠実な作品です。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411089560-O1-5Jo9600n


読者アンケートより


友人のすすめで読み、とても感動しました。詳しくは言えないけど、とにかくすごいから読んでみてほしいと言われ、前情報なしで読んでよかったです。いじめにあっている子が憎んでいる相手を殺したい、という話かと思いきや、次々と明らかになっていく真実と主人公の葛藤の描き方の上手さにページをめくる手が止まりませんでした。高校生の知人にプレゼントしたいと思います。(17歳 女性)


生きづらいティーンズたちをリアルに、丁寧に描く長谷川さんの作品を学校図書館員として追っています。今回はいつもよりさらに過激なタイトルで、どんな子が出てくるのかドキドキしながらページを進めました。不安定で歪な思考をもつヒロの事情と、その原因となった出来事を少しずつ消化していく過程が、丁寧に描かれています。心の不安定さがあまりにもリアルで読んでいると苦しくなってきますが、共感すればするほど感情の処理の仕方を追体験できる貴重な作品でした。最後のページに相談できる施設や、作品などが紹介されている点も素晴らしいと思います。(43歳 女性)

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