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学部新入生を対象とした「発達特性」と「精神的健康度」に関する調査を実施

共同通信PRワイヤー / 2024年11月8日 14時1分


研究成果

 発達特性を有すると推察される学生の頻度(8%以上)は少なくなく、高校から大学へ進学する際の環境変化時に既に精神的健康度リスクが高いことが明らかになりました。高等教育現場においては、入学時から、発達特性を有する学生の支援や合理的配慮の必要性を把握し、早期に介入が開始されるべきであると示されました。


今後の展開

 大学生活の進行とともに精神的健康度はどう変化するか経過を追っていき、さらに詳しく支援の必要性を分析することで、具体的な支援策の開発や施策の改善につながることが期待されます。


用語解説

※1 発達特性:

自閉症スペクトラムや注意欠如・多動症(ADHD)といった特徴を持つ人々の認知や行動の傾向を指す。これらの特性を持つ方は、周りの環境に対する感じ方や考え方が個性的で、社会的なやりとりや集中力において独特な傾向を示すことが多い。例えば、強い集中力を持ちながらも他人とのやりとりに難しさを感じたり、注意が散漫になりやすい一方で新しい視点を生み出す創造力に富んでいるなど、様々な性質を含む広い概念。

※2 Counseling Center Assessment of Psychological Symptoms (CCAPS)-Japanese:

米国で開発された大学生の心理・精神症状の測定に特化した国際標準の心理指標。米国では750以上の大学で導入されている。日本語版は岐阜大学保健管理センターの堀田亮准教授が研究代表者となり開発した。


論文情報

雑誌名:Journal of Autism and Developmental Disorders

論文タイトル:Frequency and Mental Health Condition of Students with Developmental Disabilities Among First‑Year Japanese University Students: A Cross‑Sectional Survey

著者:Miho Adachi, Ryo Horita, Takao Miwa, Satoko Tajirika, Nanako Imamura, Daichi Watanabe, Takuma Ishihara, Taku Fukao, Hidenori Ohnishi, Mayumi Yamamoto

DOI: 10.1007/s10803-024-06515-y


関連URL:https://kyodonewsprwire.jp/release/202411089585

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。詳細は上記URLを参照下さい。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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