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グリーンエネルギー、宇宙、農業:中国とブラジル、持続可能な開発に関する協力関係を深める

共同通信PRワイヤー / 2024年11月19日 9時51分


ブラジル国立宇宙研究所(INPE)のクレジオ・マルコス・デ・ナルディン所長によると、6基の衛星が開発され、そのうちCBERS-4とCBERS-4Aは、ブラジルにおける水資源管理、都市計画、災害監視において重要な役割を果たしています。


ナルディン氏は、4月にブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州で発生した豪雨と深刻な洪水の際、これらの衛星が被害状況の評価や復旧活動の指針となる重要なデータをブラジル当局に提供したと付け加えました。


この協力は、ブラジルおよび国際社会にとって重要な環境課題であるアマゾンの森林伐採の監視にも貢献し、保全活動のために重要なデータを提供しています。


「つまり、このパートナーシップはブラジル政府が適切な判断を下す助けとなり、したがって、衛星分野における両国の協力は、私たちが共有する地球を守る上で極めて重要です。」と同氏は述べました。


2023年4月、中国とブラジルは宇宙協力をさらに強化し、2つの文書に署名しました。1つはCBERS-6の開発に関する協力補足プロトコルで、もう1つは中国国家航天局とブラジル宇宙機関による2023年から2032年の宇宙協力計画です。


これらの合意は、CBERS-6の開発を加速し、CBERS-5の研究を進展させるとともに、月探査や深宇宙探査における協力を拡大することを目的としています。


ブラジルのルシアナ・サントス科学技術革新相は、CBERS-6衛星に搭載される新しい合成開口レーダーが監視能力を強化し、あらゆる気象条件下でより正確な警報とデータの提供が可能になると考えています。


サントス氏は、このレーダーは火災、水資源、自然災害、都市拡大、土地利用を追跡し、特にアマゾンを中心としたブラジルの生態系の保護に貢献すると述べました。


「CBERS計画は、アマゾンの森林伐採を抑制する上で極めて重要です。」と同氏は述べました。「中国とブラジルの科学技術協力は、両国の発展に寄与するだけでなく、世界的な利益ももたらします。」


持続可能な農業


中国とブラジルは、持続可能な農業分野での協力も強化しています。その一例として、森林や自然植生を破壊せずに栽培される「森林破壊ゼロ・土地転換ゼロ(DCF)」の大豆の普及が挙げられます。


中国の大手食品トレーダーである中糧集団(COFCO)は、この取り組みの最前線に立っています。


2019年以降、同社はブラジルの一部農場で土地監視を行い、リスクを把握するとともに、供給業者から提供された情報に基づき「大豆トレーサビリティシステム」を構築しています。同社はまた、地域の農家に対し、大豆生産が森林伐採につながらないように指導を行っています。

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