ミラノのモンテナポレオーネ通りが「路面店賃料」ランキングで初の首位に
共同通信PRワイヤー / 2024年11月25日 11時0分
Mainstreets across the world
モンテナポレオーネ通りは、ニューヨークのアッパー5番街を抜き、ヨーロッパのショッピングストリートとして初めてランキングのトップに。
ロンドンのニュー・ボンド・ストリートが香港の尖沙咀を抜いてトップ3に返り咲き。
138ロケーション中79ロケーションで賃料が上昇し、19ロケーションで下落。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411220468-O1-76B5oncr】
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(NYSE: CWK、以下C&W)によると、過去2年間で賃料が約3分の1上昇したミラノのモンテナポレオーネ通りは、ニューヨークのアッパー5番街を抜き、世界で最も賃料が高い路面店市場の栄冠に輝きました。
C&Wの主要小売店市場レポート「世界のメインストリート」において、欧州のストリートが初めて世界ランキングのトップになりました。第34版となる本レポートは、C&Wの独自データを活用し、ラグジュアリーセクターに関連する都市部の最高クラスの路面店市場138カ所の主要賃料に焦点を当てています。グローバル・インデックスでは、各市場で最も賃料が高い場所をランク付けしています。
ファッションとラグジュアリーの代名詞であるモンテナポレオーネ通りは、近年着実に順位を上げ、2023年には初めて2位にランクインしました。同通りの過去12ヶ月間の賃料は11%上昇し、1平方フィート(psf)あたり2,047米ドルとなりましたが、アッパー5番街(2,000米ドル)の賃料は2年連続で横ばいとなりました。モンテナポレオーネ通りは、供給が限られる中で小売業者の需要が引き続き旺盛であることに加え、ユーロ高ドル安も追い風となりました。
香港の尖沙咀(チムサーチョイ)の賃料がプラス成長でしたが、ロンドンのニューボンドストリート(1,762米ドル)が3位に躍進しています。パリのシャンゼリゼ通りは前年比10%増で5位をキープしましたが、東京の銀座は前年比25%増で差を縮めました。
C&WのEMEAリテール部門責任者であるロバート・トラバースは、次のように述べています。「このような世界的に象徴的な立地は、厳しい小売市況の中でも、スペース争奪戦が激しく、供給が極めて限られているのが特徴です。高級ブランドから大衆ブランドまで、消費者の注目を集めるために競争が激化し、優れたショッピング体験と商品展示の必要性が高まっているため、一等地に実店舗を構えるブランドは倍増しています。Eコマースはオムニチャネル戦略の一翼を担っていますが、顧客が接点を持つのはブランドを体現する実店舗です。その結果、空室率は依然として非常に厳しく、小売業者がスペースを確保・維持するために支払う賃料にも反映されています。」
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