EY調査、職場での生成AIの利用拡大は 人材の健全性と競争力の向上に寄与
共同通信PRワイヤー / 2024年11月25日 15時27分
● 従業員の生成AI利用率は、2023年の22%から、2024年は75%に急増
● 転職意向者は、不透明な経済情勢にもかかわらず、前年比4%上昇
● 報酬に対する考え方は平行線で、経営幹部は従業員の健康面やウェルビーイングに重点を置いているのに対し、従業員はボーナスやインセンティブの改善を求めている
● 本調査を基にした「未来の人材力を形づくる人材ダイナミクスと人材フローにどう向き合うべきか」と題した、WEBセミナーを開催。目まぐるしく変化する「future of work(未来の働き方)」について解説、Mars社や パナソニック コネクト株式会社の事例について紹介
EYは最新の働き方に関する調査「EY 2024 Work Reimagined Survey(EY働き方再考に関するグローバル意識調査2024)」の調査結果を発表したことをお知らせします。本調査によると、職場での生成AIの利用が急速に広まっています。生成AIを使用していると回答した調査参加者は、2023年には22%であったのに対し、今回の調査では75%という急激な増加を見せています。セクター別で見ると、利用率が最も高いのはテクノロジー(90%)で、最も低いのはガバメント・パブリックセクター(60%)です。
今回で5回目となる本調査は、日本を含む世界23カ国、27産業セクターにわたる従業員17,350名とビジネスリーダー1,595名を対象に実施されました。本調査では、テクノロジー分野の変化と活発な人材市場が、企業が優れたビジネス成果を得るためどのような機会をもたらし得るのか探っています。
生成AIの利用価値についての質問では、従業員の3分の1以上が、生産性の向上(37%)や付加価値の高い業務への集中(36%)と回答するなど、肯定的な見方を示しました。また、生成AIの導入はスキルの習熟度と関連していることも明らかになっており、生成AIを使用している従業員の58%が、自社が提供する能力開発や研修などの教育プログラムを、「平均的」または「優れている」と評価しています。
本調査ではまた、生成AI関連のツールやスキルをあらゆる世代の従業員に均等に提供する必要性も明らかになりました。調査に参加した全従業員のほぼ4分の1(23%)は、生成AIツールを広範に使用しています。世代別の利用率は、ミレニアル世代が27%、ベビーブーマー世代が7%と、明確な差が見られます。
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