中国の温州が、革新的開発と世界的協力を通じて海のシルクロード拠点の魅力を新たに

温州朔門古港遺跡

 

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AsiaNet 200583 （1295）

【温州（中国）2024年11月29日新華社＝共同通信JBN】2024年が終わりに近づく中、海のシルクロード（Maritime Silk Road）はこの1年間の好調な発展に画期的な1章を加えることになります。2024年Mayors Exchange Conference on Maritime Silk Road City Influence（海のシルクロード都市の影響力に関する市長交流会議）が11月29日から12月1日まで、中国東部・浙江省の由緒ある港湾都市、温州で開催されます。

平和と協力、開放性と包摂性、相互学習、相互利益とウィンウィンの結果というシルクロードの精神を促進するための重要なプラットフォームとして、この会議は2024年の海のシルクロード沿いの影響力ある都市トップ10の年次リストを発表します。このリストは、海のシルクロード沿いの中国都市の過去1年間の成果と魅力を紹介することを目的としています。

中国東部の海岸線中央部に位置し、川と海が合流する優れた港湾条件に恵まれた温州は、2200年以上前の東晋朝時代に設立されて以来、商業・物流部門の繁栄が続いています。

2021年の考古学的発掘によって発見された朔門古港（Shuomen Ancient Port）遺跡は、古代の海のシルクロードにおける温州の重要な役割を示す注目に値する証拠です。都市、港、水路の統合システムを備えたこの遺跡は中国、また世界的にも独特かつ珍しい考古学上の驚異であり、古代の海のシルクロードの繁栄と継続性の確かな証しを提供しています。

海のシルクロードの発展は、温州と世界の間の経済貿易交流を促進しただけでなく、文化的・技術的交流も促しました。

僧侶や商人の足跡に沿って、漆器、磁器などの優美な工芸品や、仏画や詩集などの印刷物が海を越え、世界の舞台に到達しました。こうした交流は、文化的・技術的交流を促進する上で重要な役割を果たしてきました。

現在、温州は東洋と西洋の間の物、文化および技術の流れの架け橋として重要な役割を果たし続けながら、都市開発の革新的な探求に積極的に取り組んでいます。

会議では、朔門古港遺跡に関する学術交流と研究成果の発表、海のシルクロード無形文化遺産の展示、美術・工芸における革新的な手法に関するセミナーと展示、世界都市観光IP（知的財産）ロードショー、「Night of Wenzhou（温州の夜）」、宋代スタイルと温州の特色あるフェアーなど、さまざまなイベントが予定されています。