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サウジアラビア、COP16公式開会式でUNCCD議長に就任

共同通信PRワイヤー / 2024年12月5日 9時44分

サウジアラビア、COP16公式開会式でUNCCD議長に就任

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 土地の劣化に関する同国連会議初日の議題は干ばつへの耐性に集中し、「干ばつからの回復力のためのリヤド・グローバル・パートナーシップ」が発足


リヤド(サウジアラビア), 2024年12月4日 /PRNewswire/ -- サウジアラビア王国は、国連砂漠化対処条約第16回締約国会議(UNCCD COP16)の開会式で、その議長国に正式に選出されました。サウジアラビアのUNCCD COP16議長国としての正式承認は、このリヤドでのCOP16の開会の全体会議中に行われ、土地の復元と干ばつへの耐性に関する国際的活動を推進する2年間の任期が始まりました。


政策立案者、国際機関、企業、NGO、主要な利害関係者がサウジアラビアのリヤドに集まり、土地の劣化、干ばつ、砂漠化という差し迫った世界的危機に対する緊急の国際的解決策を模索しています。同会議の公式開会式では、UNCCD COP16議長で、サウジアラビア王国のアブドゥルラフマン・アブドゥルモフセン・アル・ファドリ環境・水資源・農業大臣が出席者を歓迎しました。同氏は開会の辞で、UNCCDが2030年までに15億ヘクタールの土地の復元を目標としていることから、国際社会に断固たる行動を取るよう求めました。


「サウジアラビアは、UNCCD COP16で主要な環境問題に取り組む国際的な取り組みを強化して、気候変動と生物多様性に関する「リオ条約」を含む他の国際環境協定との統合を強化し、土地保全の大きな質的な向上、土地の劣化の削減、干ばつと戦う世界的な能力の構築という意欲的な目標を達成することを期待しています。」


また、「毎年1億ヘクタール以上の土地が劣化しており、このことが30億人以上に影響を与え、6兆ドル以上に相当するエコシステムサービスの損失につながるとともに、食糧と水の不安定化を招いています。今回のCOPは、世界中の土地の劣化と干ばつを抑制する歴史的な瞬間となるでしょう。」とアル・ファドリ大臣は付け加えました。


リヤドで12月2日から13日まで開催されるCOP16は、UNCCDのCOPとしては史上最大規模となり、初めて「緑化ゾーン」を設けて多国間行動を動員し、土地の復元の取り組みへの資金提供を促進します。世界の干ばつへの耐性の強化は、このリヤドでのCOP16の焦点であり、初日だけで3つの主要な国際発表が行われます。「干ばつからの回復力のためのリヤド・グローバル・パートナーシップ」は、干ばつからの回復力に関する国際行動の相乗効果と拡大に貢献し、世界の対応を事後対応型の危機管理から事前予防へと転換します。開会式で発表された「干ばつからの回復力のためのリヤド・グローバル・パートナーシップ」は、OPEC基金から10億ドル、イスラム開発銀行から10億ドルの追加拠出を受けました。これは、サウジアラビアがこのイニシアティブへの資金提供として誓約した1億5000万ドルに加えて出資されます。一方、「国際干ばつ耐性観測所(International Drought Resilience Observatory)」と「世界干ばつアトラス(Global Drought Atlas)」の立ち上げは、世界中の干ばつの監視、予防、認識の向上に役立つでしょう。

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