乾燥地の拡大は「警鐘」となるべきだとサウジアラビアのUNCCD COP16議長が警告

共同通信PRワイヤー / 2024年12月12日 15時40分

一方で、オープンなUNCCD対話セッションでは、市民社会組織が科学とデータを政策と行動にどのように転換するかについて意見を述べ、政策立案者、科学者、影響を受けたコミュニティを含む主要な環境関係者とのパートナーシップの強化が議論されました。

月曜日、UNCCDは世界中での乾燥地の拡大に関する報告書を発表しました。極乾燥地、乾燥地、半乾燥地を含むこの研究では、2020年までの30年間において、地球上の全土地面積のうち75%以上が前の30年間と比較して乾燥した気候を経験したことが明らかになりました。また、乾燥地に住む人々の数は、30年前の12億人から2020年には23億人に倍増したことも明らかになりました。

「乾燥地の拡大は憂慮すべき世界的な傾向であり、UNCCDのこの報告書は、土地劣化、砂漠化、干ばつに対する強力で持続的な行動を国際社会が取るための警鐘となるべきです」と、サウジアラビアの環境・水・農業省副大臣であり、UNCCD COP16議長顧問であるオサマ・ファキーシャ博士は述べました。

「イノベーションは大きな推進力であり、水やエネルギーの消費削減から食料安全保障の維持に至るまで、重要な資源への負担を減らす効率性を促進する助けとなります。世界中で科学、技術、イノベーションへのアクセスを増加させることが不可欠です」と、ファキーシャ博士は続けました。

COP16リヤドについて

UNCCD COP16会議は、2024年12月2日から13日まで、サウジアラビアのブルバード・リヤド・ワールドで開催されます。会議のテーマは「私たちの土地です。私たちの未来」です。UNCCDが30周年を迎えて開催される今回の会議は、干ばつからの回復力、土地保有権、砂嵐などの重要な問題に対する多国間行動を確保することを目的としています。

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