10代・20代の債務整理 調査報告|スマホリサーチでわかった若者の借金のリアル
共同通信PRワイヤー / 2024年12月19日 12時0分
債務整理した主な借金は「カードローン・キャッシング」が100人中78人が挙げて最多。
次点には「クレジットカード(分割払い または リボ払い)」62人が並び、債務整理の引き金となった借金としては「カードローン・キャッシング」「クレジットカード」両者が圧倒的多数を占める結果となった。
また、特に若年層での利用・影響が多いと見られる「あと払いサービス」「奨学金」を10人以上挙げており、若年層が抱えやすい特徴的な負債と言える。
若者を狙う闇金のリスク
「インターネットでの貸金募集(SNS・バナー広告など)」「貸金募集のリアル広告(電柱広告・チラシなど)」を選択する若者も、少数ながら見られた。
断定こそできないものの、こうした手法で募集をかける金融業者は、若者をターゲットとした闇金業者の可能性が非常に高い。
悪質業者は「誰でも借りれる」「ブラックOK!」「即日融資」といった、お金に困った人にとって都合の良い誘い文句で利用者を募集する。特に狙い打ちされやすいのがお金に関する知識やリテラシーに乏しい若者や高齢者である。
金融サービスの利用開始が若年層へとシフトしていく以上、10代・20代といった若い時期から、闇金リスクの存在や手口を社会全体が継続的に周知し続け、若者に自身の身を守るためのお金の知識を提供していくことが重要となる。
■債務整理に至った理由は「低所得・生活苦」が圧倒的多数
続いて、債務整理をすることになった理由を質問した。
Q3:あなたが借金をして、債務整理に至った最も大きな理由を教えてください。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412181889-O4-rJs54pWu】
債務整理の原因としては「低所得・生活苦」が46件で群を抜いて最多。
続く2位は「収入の減少(減俸・失業・転職など)」13件となった。
背景に垣間見える若年世代の厳しい経済事情
債務整理の原因上位に支出の大きさよりも収入の少なさを示す項目が挙がっている点からは、物価上昇や通信費・サブスクなど継続的な支出が増えやすいライフスタイルの変化の中、支出増加に見合うほどの収入増加が見通せない、若年世代の厳しい経済事情が垣間見える。
■10代・20代の債務整理の3/4は任意整理を選択。自己破産は約2割
続いて、回答者が行った債務整理で選択した債務整理方法を質問した。
Q4:債務整理で行った手続きを教えてください。
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