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2024年度第8回都医学研都民講座

共同通信PRワイヤー / 2024年12月20日 13時41分

2024年度第8回都医学研都民講座

脳はどのようにして生まれ、進化してきたのか?-ヒト脳への進化の道のりと病-


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412202067-O1-3c7Fq63K

都医学研都民講座(第8回)を2025年2月22日(土)に開催します

「脳はどのようにして生まれ、進化してきたのか?-ヒト脳への進化の道のりと病-」




東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいます。

こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民の皆様に分かりやすくお伝えすることを目指し、当研究所では毎年度都民講座を開催しています。

今回は東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授 鈴木 郁夫 (スズキイクオ)先生をお迎えし、当研究所の脳神経回路形成プロジェクト 丸山 千秋とともに、お話をさせていただきます。


1 日  時  2025年2月22日(土曜日)午後2時30分から午後4時まで 

2 開催方法  会場とWeb会議システム「Zoom」によるハイブリッド開催 

3 演  題  

「“智恵の実”の遺伝子が導いたヒトの進化と病」

東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授 鈴木 郁夫

 【講演要旨】

ヒトが他の動物と異なり、特別な存在となっている理由の一つは、大きな脳と高度な認知機能を手に入れたことです。進化の歴史の中で、私たちの祖先は脳の発達に貢献する「智恵の実」とも言える遺伝子を獲得したことがわかってきました。しかし、「智恵の実」と言うからには良いことばかりではなく、この遺伝子の進化が病気と関係していることも発見されています。このように、進化の研究は人類の歴史を明らかにするだけではなく、病気の理解や新たな治療法の開発に貢献し、私たちの未来に光をもたらします。

  

「脳とは何か、どのようにできるのか?」

東京都医学総合研究所 脳神経回路形成プロジェクトリーダー 丸山 千秋 

 【講演要旨】

脳は環境からの様々な情報を受け取り、それに応じた反応や運動を制御します。動物が生きるために必要な脳は、進化の過程でそれぞれの生息環境や行動特性に最適な機能を発揮する臓器として発達してきました。ヒトの脳は中でも言語や理性といったヒト固有の脳機能を獲得したおかげで社会や文明が発展したと言えます。このような動物の脳は種によってどのような特徴を示し、また発生過程でどのようにできてくるのでしょうか?脳進化のたどった道のりを解説します。

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