マイクロテックは心不全用埋め込み型マイクロセンサーの初の人間への適用を発表

【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202412262324-O1-t2TZZuug】

TEL AVIV、イスラエル, 2024年12月26日 /PRNewswire/ -- グローバルなメッドテックの研究開発のリーダーであるメディノール株式会社の完全子会社であるマイクロテックは、心不全治療に重要な心房圧を測定するためのマイクロセンサープラットフォームの人間臨床試験を開始したことを発表しました。最初の埋め込みは、イスラエル・ペタティクバのベイリンプソン医療センターでエレズ・シャロニ教授によって最近実施されました。

マイクロテックの埋め込み型マイクロセンサープラットフォームは、数十年にわたる新しいセンサー技術の開発の集大成であり、単独のデバイスとして使用できるだけでなく、既存のデバイスにも統合できることが特徴です。そのサブミリメートルサイズ、完全に受動的な機能、および超音波による外部通信により、この技術は既存のインプラントをスマートデバイスに変えることを可能にし、データの収集や複数の機能を同時に実行することができます。

マイクロテックのセンサープラットフォームの可能性について、心臓胸部外科部門の責任者であるシャロニ教授は次のように述べています。「この素晴らしい技術は、心不全に苦しむ患者、特に現在の研究においてLVAD（左室補助人工心臓）や心臓移植を受けている患者の治療標準を変える可能性があります。」

埋め込まれたセンサーによって生成されたデータは集約され、心不全の専門医によって患者の臨床判断に役立てられます。「心不全は静止期とその後に続く悪化期を特徴とし、そのため繰り返し入院が必要になります。ラビン医療センターの心不全科部門長であるトゥヴィア・ベン＝ガル博士は、「この画期的な技術により、患者のパラメータをリアルタイムで追跡し、必要に応じて早期に介入することが可能になり、これらの患者の罹患率と死亡率を低減させることができます」と述べました。

「既存の医療機器にセンサーを組み込むことで、医師は症状ではなく定量的な生理学的パラメータに基づいて患者を治療できるようになり、これは世界中のコミュニティにおける公平な医療アクセスの拡大に向けた重要なステップです。」メディノールのCEOであるヨラム・リクター博士は、「コンパクトな家庭用ユニットを使用することで、マイクロテック対応のインプラントを持つ患者は、地理的な距離や移動の課題を問題にすることなく、直接医師に即座に高精度な圧力測定値を提供できます」と述べています。「この独自の能力は、心不全、緑内障、水頭症、門脈高血圧、腹部大動脈瘤内漏（AAA内漏）などを患う患者を含む広範な臨床シナリオにおいて革新をもたらし、より広い医療アクセスを提供するとともに、オフィスや病院への訪問回数を減少させます。最も重要なのは、治療を行う臨床医や機器メーカーの観点から、センサー対応のスマートデバイスが急性の解剖学的修復を超えて、患者の生涯にわたる治療にまで拡張されるという点です。」