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【初】NITE×日本化粧品工業会 化粧品基準とCAS RNⓇを関連付けし、NITE-CHRIPで公開

共同通信PRワイヤー / 2025年1月10日 15時0分

【初】NITE×日本化粧品工業会 化粧品基準とCAS RNⓇを関連付けし、NITE-CHRIPで公開

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 独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、日本化粧品工業会[会長:魚谷雅彦]と連携し、薬機法(※1)化粧品基準で規定されている化学物質について、CAS RNⓇ(※2)との関連付けを行い、化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP)に公開しました。


 


 化粧品基準は、化粧品原料に関し、配合できない成分(ネガティブリスト)・配合できる成分(ポジティブリスト)及び特定成分群の配合可能成分を定めています。今回、これらの化学物質について、NITE-CHRIPに掲載されている国内外の法規制対象や有害性・リスク評価情報等とともに一覧で表示することにより、化粧品原料事業者や化粧品事業者がより安全な化粧品の製造等を行うために必要な関連情報収集を容易にする環境が整備されることが期待されます。


 本取組は、NITEが業界団体とともにNITE-CHRIPへの法令情報掲載を進めた初の試みです。関係法令の整備の知見を活かし、NITEが化粧品基準で包括的に指定されている化学物質について、化学物質の流通で広く使われているCAS RNⓇの整備を行いました。また、日本化粧品工業会がそれらの物質のうち、化粧品原料によく用いられる成分のCAS RNⓇの整備や、化粧品原料として用いられるより具体的な名称の整備を進めました。


 NITEと日本化粧品工業会は今後も連携を進め、薬機法の所管省庁である厚生労働省とも情報共有しながら、化粧品基準とCAS RNⓇの関連づけや、化粧品原料として用いられる名称の充実を図っていきます。


 


(※1)薬機法:「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」

(※2)CAS RNⓇ:CAS(米国化学会の情報部門)が管理する化学物質データベースで付与される化学物質に固有の識別番号。


 


 


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501092664-O1-7joOZ1Q6


 


 


 

NITE-CHRIPについて

1.背景・課題

 化学物質を取り扱う全ての事業者は、開発・運搬・販売等の各ステージにおいて化学物質が人や生態系に有害性を示しうる事故を未然に防止するための様々な法規制に適切に対応する必要があります。しかし、事業者が守らなければならない法規制は数十種類と多岐にわたり、法律の対象範囲も様々であることに加え、その手続きに係る窓口は担当省庁等によって異なる複雑なものとなっています。こうした状況は事業者の法令遵守対応コストの上昇や遵守違反のリスクにつながります。

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