1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

EY調査、鉱山事業者のエネルギー移行への対応で、資本・資金がリスク要因のトップ

共同通信PRワイヤー / 2025年1月14日 11時40分


「資本・資金」がリスクの第1位に急浮上

鉱業企業に対して、企業成長に戦略的投資をしながら、効果的な資本・資金管理を行うことを求める圧力が高まっています。一方、鉱山事業者は引き続きM&Aを重視しており、新規鉱山の開発に移行する必要がありますが、それには短期的なリターンの減少が避けられません。


EY EMEIA Mining & Metals LeaderのLee Downhamは、次のように指摘しています。

「今年度の調査結果では、鉱業企業のリスクの第1位に資本・資金が浮上し、ギアチェンジが必要であることが明らかになりました。鉱山事業者は、短期的なリターンだけを重視する姿勢から、長期的な価値創造を優先する姿勢へとシフトしなければなりません。手堅い 投資で確かな実績があるとはいえ、今は堅実的な投資と、持続可能な成長を加速させるような戦略的投資とのバランスを取ることが不可欠です」


「環境保全」がESG問題の主要な優先課題に

環境保全が大きな注目を集めていることを受けて、鉱業企業は、高まる投資家の期待に応えるべく、ネイチャーポジティブな取り組みを重視するようになってきました。こうしたシフトの背景には、セクター内で環境問題を重視する姿勢が浸透していることがあり、回答者のほぼ半数(46%)がネイチャーポジティブ関連の義務を果たすことに自信があると示していました。


一方、投資家の注目を最も集める領域となったのは廃棄物処理です。今年度は、これまでのように尾鉱だけではなく、重視する廃棄物の範囲が広がっており、先進的な鉱山事業者は採掘パフォーマンスの向上や、クローズドループプロセスの導入による廃棄物の最小化、鉱業廃棄物の再処理で価値を得ています。


国際金属・鉱業評議会(ICMM) の会員企業がネイチャーポジティブな未来への貢献を表明したこともあって、生物多様性や水資源管理など重要なESG問題に対する関心がセクター全体で高まっています。


需要が高まる中、「資源の枯渇」と「新規プロジェクト」の稼働が主要な懸念事項に

今年度の調査結果では、鉱物の需要急増や探鉱コストと建設コストの上昇を受けて、「資源の枯渇」と「新規プロジェクト」が、それぞれ第4位と第8位に圏外からランクインしました。ICMMが掲げる世界的な脱炭素化目標を2050年までに達成するには 、鉱山の数と生産量を大幅に増やさなければなりません。今後30年間で、過去7万年間より多くの鉱物を採掘する必要があります。ところが、探鉱に必要な資金の調達は対前年比で4%減少しており、予算面でも銅など重要鉱物より金が優先されているのが現状です。新たに発見される鉱脈の少なさと許可取得に要する期間の長さが、こうした状況をさらに複雑化させており、このままではエネルギー移行が頓挫しかねません。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください