【伊丹十三4K映画祭】東京・大阪にて開催!全10作品を4Kデジタルリマスター版で特集上映!
共同通信PRワイヤー / 2025年1月30日 10時0分
チケットは2月14日(金)深夜12時 ※2月15日(土)0時 発売開始。詳細は、後日TOHOシネマズ 公式サイトをチェック。
https://www.tohotheater.jp/event/itamijuzo4keigasai-osoushiki.html
今回の特集上映にあわせて、日本映画界を代表する監督たちからのコメントも到着!
テーマ:「いま劇場で伊丹映画を観る喜び」
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501293528-O5-VWbQQ1Cq】
■岩井俊二
伊丹十三さんはかつて、とある映画をプラモデルのようだと語っておられたが、そんな伊丹さん自身が作る映画は、まるで極上のマジックのようで、お葬式でも脱税でもスーパーマーケットでもなんでも映画に変えてしまうそのこと自体もマジックだったが、どの作品の、どこをどう分解して、細かく切り取ってみても、タネも仕掛けもまるでわからぬばかりか、そのカケラのひとつひとつがどこまでも見事に映画なのであった。
■奥山大史
いつか映画を撮ってみたいと思い始めた頃、伊丹十三監督の映画を観ては、その映画を撮る過程について記された本を読む、というのを繰り返していた時期があります。
「映画というのは現実を映すのではなく、フレームのなかに現実を作り出すのだ」
「百の演技指導も、一のうってつけの配役には敵わない」
「美的感覚とは、嫌悪の集積である」
そんな言葉たちに触れながら観終えた10作からは、あまりにも多くのことを教えてもらいました。
やっとスクリーンで観られる。楽しみでなりません。
■周防正行
伊丹十三が活躍した時代、映画は映画館で観るから映画だった。その後のフィルムからデジタルへの移行は、視聴形態だけではなく、どう作るかということについても大きな変化をもたらした。伊丹十三はフィルムで育った映画人であり、同時にテレビを含むあらゆるジャンルを横断する表現者だった。伊丹映画を劇場で観る楽しさは、改めて「映画とは何か」という問いを突きつけられることだ。ぜひ、二十世紀最後の映画を味わってほしい。
■のん
伊丹十三監督の作品は、画作りが本当にかっこいい。衣装、美術、ヘアメイク、全てのディティールがおしゃれで、配置される構図は伊丹監督の描いたイラストのようにチャーミングでユーモラス。 しかし私は伊丹作品を、DVD映像でしか観たことがない…!あの、日本社会に息づくスリルが閉じ込められた数々の傑作達を映画館のスクリーンで観られるなんて、心ときめきます。
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