自動車運転における苦手意識をドライバー1000人対象にアンケート実態調査<交通事故弁護士相談広場>
共同通信PRワイヤー / 2025年1月31日 12時0分
ドライバーの一番苦手は「雪」の影響。悪天候が多数上位に
最も多くのドライバーに苦手と挙げられたのが「雪道・凍結した道路」。続く「雪の日の運転」とあわせて雪に関する項目が1位・2位を占めた。雪以外にも、豪雨・強風など悪天候を苦手とする声は多く、複数が上位に入った。
狭い道・駐車・合流など、他の車と接近する環境要因に苦手意識
次いで、混雑下の都市部や狭い道でのすれ違い運転、高速道路での合流など、他の車との接近を強いられる≒接触・衝突の不安を感じるシチュエーションに、苦手の声が多く集まった。
運転自体より、自分でコントロールできない外部要因にリスクを感じる傾向
一方で、一方通行道路やトンネルの利用、追い越し運転、信号機のない交差点での右左折、車線変更も含め、ドライバー自らが主体的に行える運転行動に対して苦手意識を感じる人はあまり多くなかった。
ドライバーは、自分の運転そのものよりも、天候や他の車の動きなど、自分でコントロールできない外部要因にリスクを感じやすいものと考えられる。
■まとめ
今回の調査では、運転に対する苦手意識は性別や年代によって異なることがわかった。
特に男性は、年齢とともに運転への苦手意識が減少する一方で、交通事故の遭遇率が上昇する傾向が見られた。運転に慣れ警戒心が薄れるとともに、事故発生リスクが高まっているおそれがある。
一方、女性は男性に比べて運転全般に対する苦手意識が高く、経年での事故割合の増加も見られなかった。それでも、全年代で約4割の人が交通事故を経験しており、性別・年代問わず、すべてのドライバーが安全運転の意識を持ち続けることが重要である。
積雪や路面凍結の影響が大きい季節、より慎重な運転を
調査結果から、多くのドライバーは「自分の運転行動」よりも、雪や暴風などの悪天候、他の車との接触・衝突といった「外的要因」に強い苦手意識を持つことがわかった。
2月は1年で最も気温が下がり、積雪や路面凍結の影響が本格化する時期である。危険を感じた際はスピードを落とし、安全確認を徹底しながら走行することが大切である。
運転に自信のある人ほど、無意識のうちにリスクを軽視し、「自分が事故に遭うはずがない」と油断しやすい。しかし、安全運転のためには適度な警戒心を持つことは重要である。
事故防止のため、自分の苦手を正しく理解し、他の車や歩行者に配慮しながら、慎重な運転を心がけたい。
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