昔は「宇治茶」をこうして売っていた 江戸以降の販促グッズ展示 京都・宇治
京都新聞 / 2023年6月4日 13時0分
宇治茶の販売や宣伝に関する歴史資料を集めた企画展が、京都府宇治市折居台の市歴史資料館で開かれている。江戸―大正時代に茶商が配った広告チラシ「引き札」をはじめ、絵はがきやポスターなど74点を並べ、宇治が茶どころとして広く知れわたった背景を紹介している。
引き札は一枚刷りで「お客を引く札」が語源と言われる。江戸中期以降、宇治茶の人気が高まるにつれ、茶の問屋や小売店が販売促進を狙って盛んに発行した。会場には店舗名や茶の銘柄、価格などが記された引き札を展示。色鮮やかな錦絵や現代の販促用のカレンダーに通じる暦が付いた引き札などもある。
絵はがきは明治後期から昭和初期にかけ、行楽地の土産物として大流行した。今回、茶園や茶摘みといった宇治を象徴する風景を描いた絵はがきをそろえた。
明治初期に開催された内国勧業博覧会に出展された茶の製造過程を描いた錦絵や、栽培方法を絵入りで紹介した英国の新聞からは、国内外で宇治茶が普及していく様子が分かる。宇治の製茶会社が作った通信販売用のはがきや、茶摘み娘のイラストが入った新茶宣伝用のポスターなどもある。
6月25日まで。月曜休館。入館無料。
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