桂米紫さんら落語家3人、絶妙話芸で笑い誘う 住民手作り寄席、京都

絶妙の話芸で会場を笑わせる桂米紫さん（向日市森本町・第3向陽小）

　住民手作りで運営する「ひまわり寄席」が、京都府向日市森本町の第3向陽小で開かれた。米朝一門の桂米紫さんら3人の落語家が、絶妙の話芸で来場者85人を笑わせた。

　落語愛好家でつくる「ひまわり寄席愛好会」と第3向陽小PTAの主催で、今回が47回目。市ひまわり栄誉賞や自治功労者表彰も受けた年2回の恒例の行事で、ファンが心待ちにしている。

　トリの高座に上がった米紫さんは「兵庫船」を披露。大阪の仲の良い喜六と清八が、四国の金比羅山の参拝を済ませ、兵庫の港に向かう船内で乗り合わせた乗客とのやりとりを、ユニークな所作や言動で表現して会場に笑いが広がった。

　前座で若手の桂天吾さんが元気に「うなぎ屋」、元ミュージシャンの露の新幸さんがユニークな独特の口調で「金明竹」を演じた。