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京都御苑で猛スピードの自転車続出 原因は「勘違い」、環境省は注意呼びかけ

京都新聞 / 2023年7月7日 6時10分

京都御苑

 京都御苑(京都市上京区)でバリアフリーの苑路を整備したところ、自転車道と勘違いして猛スピードで走る人が続出している。厚い砂利道にできた自転車の轍(わだち)は御苑の「名物」ともいえ、轍をなぞりつつ注意深く走るのが京の自転車乗りのならわしだが、走りやすそうな道が現れたことでそちらに引き寄せられているとみられる。

 バリアフリー苑路は透水性の舗装が施された幅2~3メートルの道で、今年3月までに清和院御門―迎賓館南門付近(約160メートル)と間之町口―出水の小川南側(約260メートル)の2カ所に設けられた。

 ベビーカーや車椅子利用者がゆったり通ることを想定して整備されたが、御苑内は以前から通り抜け目的の自転車が多く、完成直後から苑路を疾走するケースが相次いでいる。

 6月のある日、間之町口から御苑内に入ろうとしていた自転車の女性も「こんもり積もった砂利と幅の細い轍を見ると、つい通りやすそうな(バリアフリーの)方を選んでしまう」と話した。

 環境省京都御苑管理事務所は5月中旬、「自転車は砂利道へ」と日本語と英語で書いたプレートを砂利道に設置。苑路は自転車道でないことを明示した。それでも苑路を走る自転車は後を絶たない。同事務所は「車椅子やベビーカーの人が安心して使用できる状況が望ましく、整備した目的にあった使い方をしてほしい」と呼びかけている。

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