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「被爆者には受け入れられない事態」 京都の原爆物故者式典でウクライナ侵攻批判

京都新聞 / 2023年7月31日 13時50分

原爆物故者慰霊式典で手を合わせる参列者(京都市東山区・霊山観音)

 広島と長崎への原爆投下による犠牲者を追悼する京都府原爆物故者慰霊式典が30日、京都市東山区の霊山観音であった。被爆者や遺族ら約30人が参列し、戦争のない世界の実現を祈った。

 府内に約200人の会員がいる府原爆被災者の会が毎夏開いている。式典は52回目で、新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催となった。

 新たに加わった4柱を含む計895柱を合祀(ごうし)する慰霊碑前で参列者が一人ずつ花をたむけ、静かに手を合わせた。

 6歳の時に広島市で被爆した長谷部松子会長(84)は、式辞でロシアのウクライナ侵攻に触れ「忌まわしい原子爆弾が投下されて78年目の夏を迎えるが、私たち被爆者には到底受け入れられない事態が続いている」と述べた。その上で「ご遺志を受け継ぎ、諸外国や若い人たちに被爆の実相を伝え、核兵器の早期廃絶と恒久平和の実現を訴え続けていく」と誓いを新たにした。

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