「なんでこんなにおいしいの?」 京都南部のPRコンサルが地元とつながったきっかけ
京都新聞 / 2023年7月31日 7時0分
都築紗矢香さん=京都府城陽市平川=は、京都府南部を拠点に、企業のブランディング・PRを手がける会社「DRAMATIC BASIC」を営む。「まちの店や人の魅力が広まることは、地方経済を盛り上げるための土台」。コンサルタントだけでなく、地域の生産者や作家が集まるマルシェや、若者活躍を後押しするコミュニティーの運営など、取り組みは幅広い。
宇治市出身。同志社女子大で観光学を学んだ後、大阪などの会社で広報業務を経験した。都市部で活躍する若手経営者との出会いも多くあり、31歳からフリーランスで会社のPR事業を請け負うように。「ネットもあるし、働く場所は関係ない」。独立後すぐに府南部に戻り、当初は大阪や東京の会社とのみ取引を続けたが、ひょんな理由で地域とのつながりも生まれる。
「このナス、なんでこんなにおいしいの」―。きっかけは地元各地にある農家の直売所。何げない場所も都会帰りには新鮮で、味に魅了されて生産者のもとまで訪ねた。農業のこだわりに驚くも、地元にあまり出荷していないと知り「もったいない」。地域で見つけた良品を集めたマルシェを開くようになり、今では地元の交流の場にもなっているという。
地元に深く関わり始める中で、課題も感じるように。「都会に比べ、若い世代が活躍できる機会が少ない」。10~40代が集まる活動の場もつくった。地方では働き方のロールモデルになる大人と出会いにくいと考え、地元で活躍する大人に話を聞く勉強会を続ける。
ローカルニュースの発信力を磨く活動も行う。PR力を上げるともに、まちを深く学んでもらおうと願いを込めた。「ローカル暮らしはまちを知るほど楽しくなる。住んでいる場所のいいところを話せる人が増えるほど、地域はよくなる」
独立から6年目。事業の軸は自身も暮らす地方の活性化と定める。「ようやく自分のやりたいことが実現し始め、芽が出てきたところ。これからどんな花が咲くかな」。屈託ない笑顔で語る。
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