【台風7号】「夜中にバリバリ。怖かった」土砂、流木が蔵や車庫押し流す 京都・綾部

台風7号に伴う大雨で流出した土砂や倒木が民家を直撃した現場（京都府綾部市篠田町）

　台風7号に伴う大雨で京都府綾部市篠田町では15日午前0時半ごろ、近くの山から土砂や倒木が流出し3世帯の土蔵や車庫を押し流した。住民にけがはなかった。

　住民によると、集落を流れる川が流木でせき止められて道路が冠水し、民家一戸が床上浸水した。4世帯5人が市消防本部や地元消防団に救助されたという。

　山の近くに住む男性（75）は「夜中にバリバリという音が聞こえて外を見ると、流木が蔵を30センチほど押し流していた。ここまでひどい土砂災害は初めてで怖かった。命が助かって良かった」と話した。