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小学生学芸員が北前船解説「資料の高さ工夫」

京都新聞 / 2023年8月17日 13時40分

児童たちがレイアウトを考えた展示資料と解説パネル(宮津市鶴賀・市歴史資料館)

 小学生が展示室を見学したり古文書に触れたりして学芸員の仕事を学ぶ「Kids学芸員養成塾」が京都府宮津市の市歴史資料館(休館中)であった。最終回の10日は同市が寄港地だった北前船をテーマに、子どもの視点で読みやすいデザインと表記の解説文を考えた。11日から公開が始まった。

 本物の資料を通じて地域の歴史に関心を持ってもらおうと、市教育委員会が初めて企画した。市内の小学6年生7人が参加した。

 講座は7月27、28日に展示室や資料の保管室を巡り、実際に古文書や掛け軸に触れた。8月9日は北前船の知識を深めるため、オンラインのセミナーを受講した。

 10日は資料館入り口に配置された北前船の船名板や船頭の日記といった資料、安全祈願に奉納されていた「船絵馬」の解説文を考えた。児童たちは縁に色を塗って目立たせ、漢字に送り仮名を振って読みやすくした。

 解説パネルを設置後、児童たちに認定証が送られた。栗田小6年の谷口航平さん(11)は「本物の掛け軸に触れられてわくわくした。展示は、資料の視線の高さが同じ位置にくるよう工夫した」と話していた。企画展と合わせて常設展示も公開する。27日まで。無料。

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