「園芸用の土、無料で回収します」循環型社会実現へ 京都のホームセンターの挑戦
京都新聞 / 2023年8月18日 7時0分
京都府亀岡市大井町のホームセンター、カインズ亀岡店が園芸用土の無料回収に取り組んでいる。市が草木の分別回収を始めるなど循環型社会を目指しているのに呼応した取り組み。同社(本社・埼玉県)によると全国236店(7月時点)の中で初の事業といい、積極的な利用を呼びかけている。
回収するのは家庭で不要になった園芸用土。カインズ以外で購入した土も受け入れる。利用には、同社のポイントカードかアプリ(いずれも入会金・年会費無料)が必要。
不要となった土を袋などに入れ、店舗入り口付近のサービスカウンターに持ち込むと、店が一定量たまった時点で培養土メーカーに送り、焼成、殺菌を行った上で循環型園芸用土として販売していく。今年1月からスタートし、6月末までに延べ147人、計3.6トンの土が回収された。
一方、不要な園芸用土の回収は市では実施していない。今年4月からは草・木類を、堆肥やチップとして再資源化するため分別回収を始めたが、市民の誤解からか、対象外の土が大量に交じるケースも発生。市は土を資源化できず、焼却・埋め立てるしかなく、課題となっている。
同社では「まちのくらしをみんなでDIY」と称し、各店舗で地域の困り事やニーズに合わせた事業に取り組んでおり、同社広報部は「市のサーキュラーエコノミー(循環型経済)に貢献したい。不明な点があれば、連絡してほしい」としている。問い合わせは亀岡店0771(21)3111。
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