「ママ起業家」が京都・南丹の廃校で夏祭りを企画 食やアートのブース、27日に開催

母親目線で企画した夏祭りの実行委員たち（南丹市八木町・旧吉富小）

　京都府南丹市八木町の旧吉富小で27日、乳幼児と親が一緒に満喫できる「廃校DE夏祭り」が開かれる。同市や亀岡市の母親でつくる団体が子育ての視点で企画。赤ちゃんが機嫌よく過ごせる日中に催し、子どもに人気の食べ物や手形アート作りなどのブースが校庭や体育館に並ぶ。涼しい教室で休むこともでき「走り回ったり泣いたりする子がいる前提の催し。伸び伸び過ごしてほしい」と呼びかけている。

　「ママ起業家」約20人でつくる「かめたんレザミtetote」が主催。夏祭りは夕方以降が多い中で昼間に行い、初回の昨年は千人以上が訪れた。

　当日は綿菓子やポップコーンの屋台を出し子ども向けの小さな容器でも売る。手形や足形を押して描くアート制作、メーク体験やカメラマンの撮影、育児の疲れを癒やせるマッサージなど約30コーナーがそろう。

　レザミ代表で2、5歳の息子がいる鍼灸（しんきゅう）師川水有衣さん（35）＝亀岡市＝は「地元の多彩な出店者を知る機会になる。子育てを通して地域ごと盛り上げたい」と話した。

　入場無料。午前10時～午後4時。詳細はレザミのインスタグラムへ。