スリランカ国籍の男を不法就労させた疑い 飲食店経営の夫妻を逮捕「決まり知らなかった」

京都府警本部

　京都府警外事課と八幡署などは1日までに、入管難民法違反（不法就労助長）の疑いで、京都市中京区西木屋町通六角上ルの飲食店「ZAZA　PUB（ザザパブ）」を経営するトルコ国籍の男（47）＝東山区＝を再逮捕し、同店社員の妻（47）＝同＝を逮捕した。

　2人の逮捕容疑は共謀し、3月6日～7月23日の間の11週にわたり、同店など2店舗で、スリランカ国籍の男（26）＝同法違反容疑で逮捕＝を資格外活動許可の条件の範囲を超えて働かせた疑い。

　府警によると、トルコ国籍の男らは、留学の資格で来日した男が週28時間以内の労働しか認められていないにもかかわらず、多いときに週50時間を超えて働かせていた。

　トルコ国籍の男は「週28時間の決まりを知らなかった」、妻は「働いているのは知っていたが、共謀していない」といずれも容疑を一部否認しているという。