不登校の子、お寺で交流して 滋賀、月1回お堂で「社会との接点」づくり
京都新聞 / 2023年9月16日 13時0分
滋賀県竜王町七里の円覚寺の菅原貴之住職(48)が元保育士の女性らとともに、不登校の子どもや保護者が集い、交流できる居場所「あるますのお堂」を立ち上げる。9月から寺の本堂で月に1回程度開く予定で「子どもたちが社会との接点を持つお手伝いがしたい」と話している。
■悩む保護者にも 寄り添いたい
学習塾の塾長を務めた経験もある菅原住職は現在、境内で学習塾を開いている。これまでさまざまな子どもと接し、子どもたちが一様に同じ方法で学ぶ必要があるのか疑問に感じたという。「学校に行きづらさを感じている子どもたちが安心して過ごせる場所が必要」と、居場所づくりを企画した。
菅原住職の知人の元保育士、田原佳代さん(50)=彦根市=も「子どもの将来を明るくするきっかけづくりをしたい」と考えており、企画に賛同。菅原住職の妻とともに居場所づくりの立ち上げに加わった。
「あるますのお堂」という名前は、「昆虫記」で知られるファーブルがさまざまな昆虫や植物が共生できるようにしたアルマスの庭になぞらえ、「子どもたちの多様性を尊重したい」という思いを込めた。活動中は本堂で絵を描いたり、屋外で虫を探したり、参加者に自由に過ごしてもらう。
菅原住職は「周囲に相談できず、悩み、苦しんでいる保護者に寄り添える場にもしたい」、田原さんは「悩んでいる子どもや保護者が元気に、笑顔になれる場所になれば」と話している。
初回は9月17日午後2時から。2回目以降の日時は「あるますのお堂」のインスタグラムで確認できる。できるだけ事前に申し込む。問い合わせは菅原住職080(3779)2194。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
フリースクールに通う不登校生を含む小・中・高校生がアート制作に挑戦!『明後日朝顔プロジェクト全国会議 看板製作』 に初参加!
PR TIMES / 2024年7月10日 16時15分
-
子どもたちの“得意”を伸ばす学び・体づくりを行う未来の学びの場 オルタナティブスクールのプロジェクトを再始動
@Press / 2024年6月26日 9時30分
-
保護者同士のおしゃべり会、はじめました。
PR TIMES / 2024年6月25日 12時15分
-
不登校の悩み語り合う 23日京都府亀岡市でつどい かつての葛藤や学校戻った経験巡る講演も
京都新聞 / 2024年6月21日 7時0分
-
【学研グループのフリースクール】子どもへの接し方に悩んでいる小学生の保護者対象、無料オンラインセミナー開催
PR TIMES / 2024年6月20日 18時15分
ランキング
-
1百条委提出の音声データにイチゴや塩の受け取りも示唆する発言 兵庫知事、相次ぎ受領か
産経ニュース / 2024年7月18日 21時46分
-
2埼玉・川口のマンションで爆発音、男性搬送…窓ガラスの破片飛び散り通行人らがけが
読売新聞 / 2024年7月19日 0時45分
-
3兵庫県知事「今、記憶がない」“特産品の要求音声”直撃に… パワハラ告発男性が残す
日テレNEWS NNN / 2024年7月18日 21時22分
-
4米軍関係者の性的暴行、他県でも非公表 「住民の被害を隠蔽」
毎日新聞 / 2024年7月18日 21時9分
-
5バブル期に各自治体へ1億円…「ふるさと創生」とは一体何だったのか 小学校に作った“巨大電飾看板”のその後
東海テレビ / 2024年7月19日 6時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)