短編映画で移住者を呼び込もう 京都府宮津市の住民が製作に情熱を傾けるワケ
京都新聞 / 2023年9月29日 6時30分
京都府宮津市の吉津地区の住民たちが、移住者を呼び込もうと短編映画を製作している。プロの指導を受け、自ら脚本を考えてカメラを回した。美しい風景や食、伝統芸能などを住民が紹介しており、「作品を見て、住んでいる気持ちになってもらえたら」と意欲を高めている。
吉津地区には1395人が住み、高齢化率は37.9%と市の43.4%より低く、比較的若い世代が多い。須津や文珠、新興住宅地の夕ケ丘など五つの地区で構成され、日本三景・天橋立や日本冶金工業大江山製造所があり、田畑も広がる。
市企画課が6月、移住を促進する動画の撮影場所を募集し、同地区が応募した。住民参加型の作品制作が得意な東京の映画製作会社「and pictures」が7月下旬から脚本作りのワークショップを開き、9月23日の撮影にはカメラマンや照明、音響、出演者など小学2年から80代まで約60人が参加した。
春休みに古里の須津に帰省した女子大生と祖父、カフェで働く移住者の女性の交流を描くシナリオで、天橋立や郷土料理「丹後ばらずし」、田園風景に加え、子どもたちが伝統芸能「太刀振り」を披露する場面もある。
カフェの撮影では店舗が臨時休業で協力。カメラの向きを変えるなど同じシーンを4回撮影し、午後11時までかかった。出演者らは監督からOKが出るたび「よっしゃー」と大きな声を出し、元気よく臨んでいた。
吉津地区自治連合会長の小谷一典さん(69)は「みんな最後までわいわいと楽しく撮影できた。まちの人々の雰囲気が伝わる作品になった」と自信を示した。
作品は映画と撮影のメイキング動画の2本各5分で、同社が映像を編集し、11月ごろ完成する。市のホームページでも公開する。
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