「国産」ミンチ肉に外国産80キロが混入 スーパー、繁忙時にマニュアル違反

大阪府島本町

　農林水産省近畿農政局は7日、スーパー「フレスコ」の大阪府内の2店舗で、国産記載のミンチ肉に外国産肉が混入していたとして、運営するハートフレンド（京都市下京区）に対し食品表示法に基づく再発防止の指示を行った。

　同局や同社によると、山崎店（島本町）と上牧店（高槻市）で2021年1月～22年10月と、23年1～8月に国産記載で販売した牛や豚のミンチ肉約2300キロに約80キロの外国産肉が混入していた。山崎店で加工していたが、担当者が繁忙時、マニュアルに反して国産と外国産を同じトレーで管理していたという。

　同社の社内調査では他店舗で同様の事例はなかったといい、「お客さまの信頼を損ねる結果で心からおわびする」とコメントした。