複数女性盗撮疑いで京都府警巡査部長を書類送検 「性的欲求を満たすため」

京都府警本部

　京都府警下鴨署の30代の男性巡査部長が複数の女性を盗撮していたとして、性的姿態撮影処罰法違反と京都府迷惑行為防止条例違反の疑いで書類送検されていたことが11月16日、府警への情報公開請求で分かった。府警監察官室は2日付で減給10分の1（6カ月）の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。

　府警によると、巡査部長は昨年5月～今年7月、マッチングアプリなどで知り合った複数の女性と交際し、女性らの許可を得ずに、宿泊施設で性的な姿を小型カメラやスマートフォンで盗撮した。2日付で京都地検に書類送検された。今年7月、被害者の関係者から府警に相談があり発覚したという。巡査部長は「性的欲求を満たすためだった」と話しているという。

　府警監察官室は「被害に遭われた女性の方に心よりおわび申し上げる。警察官としてあるまじき行為であり、厳正に処分した。人事管理、業務管理をさらに徹底し、再発防止と信頼回復に努める」とコメントした。