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大都会NYマンハッタンで採れた蜂蜜はどんな味? 養蜂家が講演、来場者に振る舞う

京都新聞 / 2023年11月16日 14時18分

マンハッタンのビル屋上で養蜂をする写真を見せながら講演するコーテーさん(南丹市日吉町・みとき屋)

 京都府南丹市日吉町の「ドイツカフェみとき屋」で、米ニューヨークの養蜂家が講演した。マンハッタンで200年続くという養蜂の歴史や、高層ビルの屋上に巣箱を置く取り組みなどを紹介。蜂が公園に咲く多彩な花の蜜を吸い「味の濃さが特長」という蜂蜜を来場者に振るまった。

 アンドリュー・コーテーさん(52)。5代続く養蜂家で都心の100個を含む巣箱500個を管理し、蜂蜜は朝市で売っている。立命館大への留学中に出合った武道など日本文化に関心があり、今回は蜂の子を食べる習慣のある岐阜県を訪れるため来日した。

 コーテーさんは11月9日の講演で、養蜂は郊外が大半だが、マンハッタンでも19世紀から養蜂があったと説明。巣箱はマンションや商業ビルのほか「墓地にも多い。大木が日陰を作りがちで最適」と語った。

 一つの巣箱にいた群れが二つに分かれ、片方が逃げ出してビルの壁や信号機に居着く騒動がよく起こるという。養蜂家たちははしご車で高所に上がり、大群を捕獲することになるが「楽しい作業だ。自分の蜂でない限り」と笑った。

 都心で採れた蜂蜜は、限られた作物の畑が広がる郊外より「緑地の多様な花から蜜を吸い、味が濃い」と魅力をアピールした。聴いた約15人は自慢の蜂蜜を試食し、粘度の高い舌触りや強い甘みを堪能した。

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