「戦国時代語る一級史料」京都の山中に眠る山城とは 京丹波町で歴史講座
京都新聞 / 2023年12月7日 7時0分
京都府京丹波町最大の山城・須知城を巡る町民講座が、京丹波町市森であった。参加者は高石垣や虎口(こぐち)(城の出入り口)が残る貴重な遺構に触れ、郷土の歴史への理解を深めた。
須知城は、標高384メートルの山頂に室町時代に築かれ、東西約300メートルの規模。城主は国衆の須智氏で、戦国武将明智光秀の丹波攻めで落城し、その後光秀により改修が加えられた。
講座は教育委員会の主催で11月27日にあり、約30人が参加。険しい山道を登り、丹波の山城に詳しい大山崎町歴史資料館長の福島克彦さん(58)の説明を、頂上付近の遺構の前で聞いた。
曲輪(くるわ)には、石垣が残る虎口が二つあるのが特徴。高さ約5メートルの高石垣は丹波屈指の威容を誇り、戦国時代を語る一級の史料という。福島さんは「光秀が明智の性を須智氏に与え、城を改修したことが分かる資料が麓の玉雲寺に残っている。その意味でも貴重」と解説した。
高石垣に見入っていた参加者の男性(74)=京丹波町=は「初めて城に来たけれど、こんな素晴らしいものが地元に残っているとは」と感激していた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
謎多き京都を取り囲んだ豊臣秀吉の「御土居」 出土品の有無から徳川幕府の再開発説も浮上
産経ニュース / 2024年7月20日 8時0分
-
合戦地「高見原」に築かれた城 「四ツ山城」(後編) 山城ガールむつみ 埼玉のお城出陣のススメ
産経ニュース / 2024年7月19日 13時58分
-
高槻市立しろあと歴史館の新たな常設展示コーナー「芥川城と三好一族」が人気
PR TIMES / 2024年7月3日 16時45分
-
信長は仕事をこなせるハイスペック上司だから家臣のミスを許せなかった…本能寺前年に起こった震撼の処刑劇
プレジデントオンライン / 2024年7月1日 8時15分
-
本能寺の変は決して無謀なクーデターではなかった…明智光秀の計画を狂わせた2人の武将の予想外の行動
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 10時15分
ランキング
-
1急増の外国人観光客に人気の公道カート 事故や苦情が増加 安全対策強化求める声も
産経ニュース / 2024年7月20日 20時30分
-
2市販薬の乱用、年間65万人 10代、50代の割合多く
共同通信 / 2024年7月20日 18時32分
-
3都内のコロナ患者数が10週連続で増加、5月の連休明けから増え始め…手足口病の感染も拡大
読売新聞 / 2024年7月20日 14時40分
-
4「しつけのため暴行」内縁の夫が母親に説明 愛知7歳女児死亡
日テレNEWS NNN / 2024年7月20日 18時50分
-
5首すげ替えで生き残り画策の自民党にどう対応すべき? 適菜収さん「一度腐った国は元には戻らない」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月21日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)