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Jリーグ目指すレイラック滋賀にアツい横断幕 手作りするサポーターは薬剤師さん 

京都新聞 / 2024年1月13日 9時0分

昨季主将を務めた山口真司選手の横断幕を手にする宮川さん。MIO時代のチームカラーである緑色がベースだが、レイラックの水色の横断幕に切り替えていきたいという

 北は青森、南は沖縄まで。サッカーのアマチュア最高峰、JFL(日本フットボールリーグ)に所属するレイラック滋賀FCの熱烈なサポーター、宮川悦子さん(52)=滋賀県草津市=は昨季アウェーを含めて全試合に駆け付けた。必ず持参するのが手作りの横断幕だ。会場に張り出し、選手たちを鼓舞している。

 サポーター歴は、かつてのチーム名のMIOびわこ草津時代から10年以上になる。「選手との距離が近く、自然と応援したくなった」

 やがて、さまざまな横断幕を作るように。「選手幕」は名前や背番号を書き込み、絵の具で彩色する。プレースタイルからキャッチコピーも付け、映画の題名をもじった「この男、巧妙につき」などと工夫が光る。1枚制作するのに1週間ほどかかるが、「みんなでレイラックなので」と全員分を毎年仕上げている。

 本業は薬剤師で、週末になると長女やサポーター仲間と一緒に応援へ。なぜ、そこまで熱心なのだろうか。

 若い頃はトランポリンに打ち込み、妹は同競技でシドニー五輪6位入賞の丸山(旧姓古)章子さん。「私は逃げ出すことばかり考えていたので、食事制限など真摯(しんし)に取り組む妹を尊敬していた」

 競技は違えど、仕事を抱えながら、チームのために全身全霊でプレーする姿に心を打たれるという。「魅力的な選手ばかり。少しでも力になれたら」と思いを込める。

 チームは昨季、過去最高の3位に入り、厳しい審査を経てJ3クラブライセンスも取得。湖国初のJリーグ入りへ大きく前進した。

 「レイラックは無くてはならない存在。楽しい時も苦しい時も共に歩みたい」。今季の開幕は3月上旬。新加入選手らの横断幕作りで、これから忙しくなりそうだ。

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