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力いっぱい綱引き合い「今年は麦が豊作」 京都・南丹で神事

京都新聞 / 2024年1月17日 7時0分

力いっぱい綱を引き合う地域住民ら(南丹市八木町日置・大送神社)

 綱を引き合い、勝敗でその年の豊作となる農作物を占う「綱引き神事」が1月14日、京都府南丹市八木町日置の大送神社で営まれた。氏子たちが力いっぱい綱を引き、今年は麦が豊作になるとの結果が出た。

 神事は、村を荒らして人々を苦しめていた大蛇を、武士が弓矢で討ち取った故事に由来する。同地区で100年以上前から続いており、京都府無形民俗文化財にも指定されている。

 裃(かみしも)を身に着けた武士役の氏子が、大蛇に見立てた綱と的に向けて矢を3本放ったあと、約50人の地域住民が鳥居を挟んで南北に分かれて、長さ約15メートルの綱を引き合った。

 境内には「よいしょ」と、威勢の良い掛け声が響き、観覧する人たちも「頑張れ」などと声援を送った。地区の北側の住民が勝てば麦、南側が勝てば米が豊作とされ、7回の勝負の末、4対3で北が勝利した。

 子どもの頃から神事に参加しているという浅田尚さん(89)は「今年も綱引きができ、すがすがしい気持ち。地域の豊作と自分や家族の健康を願っている」と話した。

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